セカンダリーストレージが、データ保護の重要な要素になる可能性がある。本格的に導入する前に、使い勝手、処理速度、スケーラビリティ、コストなどを分析しておきたい。
データバックアップを検討する際、ポイントになるのは重要なワークロードのバックアップだ。ここでいう重要なワークロードとは、プライマリーストレージで保持し、復旧する必要性がある重要なデータを指す。バックアップデータの中には、時間が経過しても変わらないものや、アーカイブされていくものがある。こうしたデータは重要なワークロードの基準には当てはまらない。
重要ではないデータは、プライマリーストレージではなくセカンダリーストレージに保存すべきだ。セカンダリーストレージは、データ保護とアーカイブの機能を持った不揮発性メモリのようなデバイスだ。セカンダリーストレージのデバイスをもう少し詳しく定義すると、データ転送速度がある程度高速でコスト効率が良く、復旧やアーカイブの必要性があるかどうかがはっきりしないデータのバックアップに用いるデバイスだ。
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