仮想化エンジニアの採用面接でよく出る11個の質問【第3回】
採用面接で仮想化技術の“あの言葉”の意味を聞かれたら、どう答えるべきか
仮想化エンジニアの採用面接では、求職者が持つ仮想化技術の知識や経験を問われることがある。採用面接に頻出する質問を基に、仮想化のスキルをアピールするための回答のポイントを説明する。
仮想化エンジニアはMicrosoftの「Hyper-V」やVMwareの「VMware vSphere」などの仮想化製品を使い、仮想マシン(VM)の構築と管理を担う。前回の「『仮想化エンジニア』になろう――その仕事内容と必要なスキルとは」「採用面接で『仮想化技術の経験』や『仮想化製品の知識』を問われたときの“最適解”とは」に続く本稿は、仮想化エンジニアの採用面接の中盤でよく聞かれる質問と、それらの質問に対してどのように回答すればよいのかを説明する。
4.「仮想化技術やハイパーバイザーに関連する(X)というキーワードについて説明してください」
面接者は仮想化技術に関するキーワードの意味に関する質問により、求職者のより詳細な知識を問う。求職者はハイパーバイザーの一般的な機能について説明したり、論じたりするよう求められる。該当するキーワードには、「VMのクローン作成」「ライブマイグレーション」「仮想ボリューム」「仮想メモリプール」「仮想ストレージプール」に加えて、オープンソース仮想化ソフトウェアの「QEMU」などが挙げられる。大抵は、幾つかのキーワードの機能や役割を明確に理解していることを示せば十分だ。
5.「『ホスト隔離』や『フォールトトレランス』とは何ですか。何のために使われますか」
高可用性は仮想インフラの重要な特性の一つだ。仮想化エンジニアは、ハイパーバイザーが備えている高可用性を確保するための機能を把握しておかなければならない。例えばVMware製品は、停止したVMを必要に応じて管理ネットワークから切断する「ホスト隔離」という仕組みを備えている。こうした機能は、ダウンタイム(停止時間)を短く抑える。ハイパーバイザーやロードバランサーなどシステムの構成要素が、接続が失われたことを検知し、停止したVMを再起動するのにかかる時間を短縮できるからだ。
フォールトトレランスはワークロード(アプリケーション)を、異なる場所にある複数の物理マシンに分散させて動かす。1台のVMや物理マシン全体が障害で停止しても、フォールトトレランス構成で稼働する他のVMや物理マシンに影響が及ぶことを回避できる。これによりワークロードの可用性が向上する。
6.「どのような仮想化技術を導入、管理してきましたか」
仮想化技術の導入や管理に関する質問も、仮想化技術に関する求職者の理解や経験を問う質問だ。主要な仮想化技術は5種類がある。「サーバ仮想化」「アプリケーション仮想化」「デスクトップ仮想化」「ネットワーク仮想化」「ストレージ仮想化」だ。どのような仮想化技術も、基本的にはハイパーバイザーを使ったハードウェアの抽象化によって実現するが、仮想化技術の種類によって目的や管理手法は異なる。そのため企業のニーズと求職者が持つ仮想化スキルが合っているかどうかが重要になる。
7.「一般的なサーバをどのようにセットアップし、仮想化しますか」
よくある技術的な質問は、仮想化技術を利用した一般的な仮想サーバの構築と構成に関するものだ。このプロセスは通常、次のステップを含む。
- 目的を実現するのに十分な処理速度とメモリ容量を持つ適切な物理サーバを選択する。
- 仮想サーバイメージを保管するストレージリソースを確認する。
- ハイパーバイザーを使用して仮想サーバを構築する。
- VMにセキュリティ対策と通信機能、OSを導入する。
- VMの可用性向上のためにフェイルオーバー構成を設計する。
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[o9ソリューションズ・ジャパン株式会社] 「改正物流効率化法対策」徹底解説 総物流費を抑制するサプライチェーン戦略 -
製品資料
[o9ソリューションズ・ジャパン株式会社] 「サプライチェーン最適化」実践ガイド:効果的な意思決定を実現する秘訣とは? -
製品資料
[株式会社リンプレス] 非デジタル/IT人材を「自走するDX推進者」に変えるための育成ロードマップ -
市場調査・トレンド
[ワンアイルコンサルティング株式会社] AI時代の組織設計:「判断と責任」を人に残すための2つの原則とは? -
技術文書・技術解説
[ワンアイルコンサルティング株式会社] システムの保守がモダン化を阻む? 「変えない判断」から脱却する方法とは
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「完璧な設計」なのに3000万円溶けた AWSの失敗事例から学ぶ3つの教訓
-
2
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
3
LLMの「過学習」、正しく説明している文章はどれ?
-
4
「AIバブル」は崩壊するのか? 熱狂の後に来る“尻拭い”と4つの防衛策
-
5
パナソニックが国内製造26拠点のERPを「SAP S/4HANA」に統一 アドオン7割削減
-
6
守るべきは「開発者のフロー状態」 AIによる生産性改善の6施策
-
7
「企業内サーバ環境の利用実態」に関するアンケート
-
8
「コピペ運用の限界」に直面するAI活用 7割超が“別画面”のまま使う理由は?
-
9
脱VMwareの前提が崩れる BroadcomのVDDK公開停止で確認すべき点
-
10
IT調達担当者が知るべき「IT機器 大インフレ時代の前向きな選択肢」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
2
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
3
生成AIで文書活用を進めるには? 効率化と安全性をどう両立する
-
4
Windows PCとMacの選択制で生産性向上 LINEヤフーが実践する運用管理方法とは
-
5
DX/AI投資の壁を突破、現代の最高財務責任者が直面する課題と克服のヒント
-
6
「Google Workspace」活用事例34選、先進の生成AIによる組織変革の全貌
-
7
「人員を増やす」という選択肢はない 情シスが負の連鎖から抜け出すには?
-
8
Linuxのスキルを証明する“激推し”の認定資格はこれだ
-
9
「問題が深刻化しやすいプロジェクト管理」から脱却する方法とは?
-
10
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー