COBOLプログラムのモダナイゼーションには、業務遂行上のルールである「ビジネスルール」をプログラムから抽出するツールが活躍する場合がある。その実態とは。
プログラミング言語「COBOL」で書かれたレガシーなプログラムをモダナイゼーション(最新化)する際、「ビジネスルール抽出」ツールが役立つ場合がある。ビジネスルールは、業務を遂行する上で必要になる規約や判断基準などの決まりごとを指す。
モダナイゼーションツールベンダーEvolveWareのCEOであるミテン・マルファティア氏は、モダナイゼーションの簡単かつ手っ取り早い方法は、「レガシープログラムの機能を再現でき、かつ最新の各種インタフェースを持つ市販ツールを見つけること」だと話す。そうした市販ツールに、抽出したビジネスルールを読み込ませればよい。
ビジネスルール抽出ツールを用いたモダナイゼーションに際して、「企業はビジネスルールの移行以外にも検討することがある」とジェイソン・ブルームバーグ氏は述べる。ブルームバーグ氏は調査会社Intellyxの創設者兼プレジデントを務める。
抽出したビジネスルールは、プログラムの役割を示す。ただしプログラムの実行に必要な情報全てを含んでいるわけではない。新しいプログラムでも問題なく利用できる機能を実装するには、抽出したビジネスルールを市販ツールにうまく取り込むか、モダンなプログラミング言語で一からプログラムを開発する必要がある。
第5回は、COBOLプログラムのモダナイゼーションを自動化ツールで進める際の注意点を取り上げる。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...