開発プロジェクトに応じて適切なプログラミング言語を選ぶことは重要だ。人気のプログラミング言語「Rust」と「Python」は、それぞれどのような場面で実力を発揮するのか。
プログラミング言語の選択は、プロジェクトの成否を左右する要素の一つだ。「Rust」と「Python」はどちらも人気のプログラミング言語で、それぞれに異なる得意分野を持つ。具体的な利用シーンを踏まえつつ、両言語の適材適所を探る。
RustとPythonのどちらを選ぶかは、プロジェクトの要件次第だ。それぞれの言語には、独自の強みと向いている用途がある。
Rustの処理性能と安全性は、コンピュータの基本的な機能や、ハードウェアを直接制御するプログラムを作成する「システムプログラミング」で効果を発揮する。メモリの使用を厳密に管理しなければならない組み込みシステムや、実行速度が重要なアプリケーションの開発での活躍が見込める。
PythonはRustと比較して、純粋な計算処理能力では遅い場合があるものの、開発の速さとメンテナンスの容易さでは軍配が上がる。シンプルな文法と充実したライブラリ(プログラム部品群)は、Webアプリケーション開発やデータ分析、機械学習、自動化、プロトタイピングに向いている。
端的に言えば、処理速度が重要で細かい制御が必要な場合はRustを選ぶとよい。開発速度やソースコードの読みやすさ、豊富なライブラリを重視する場合はPythonを選ぶとよい。
米国Informa TechTargetの豊富な記事の中から、開発のノウハウや技術知識など、ITエンジニアの問題解決に役立つ情報を厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...