開発プロジェクトに応じて適切なプログラミング言語を選ぶことは重要だ。人気のプログラミング言語「Rust」と「Python」は、それぞれどのような場面で実力を発揮するのか。
プログラミング言語の選択は、プロジェクトの成否を左右する要素の一つだ。「Rust」と「Python」はどちらも人気のプログラミング言語で、それぞれに異なる得意分野を持つ。具体的な利用シーンを踏まえつつ、両言語の適材適所を探る。
RustとPythonのどちらを選ぶかは、プロジェクトの要件次第だ。それぞれの言語には、独自の強みと向いている用途がある。
Rustの処理性能と安全性は、コンピュータの基本的な機能や、ハードウェアを直接制御するプログラムを作成する「システムプログラミング」で効果を発揮する。メモリの使用を厳密に管理しなければならない組み込みシステムや、実行速度が重要なアプリケーションの開発での活躍が見込める。
PythonはRustと比較して、純粋な計算処理能力では遅い場合があるものの、開発の速さとメンテナンスの容易さでは軍配が上がる。シンプルな文法と充実したライブラリ(プログラム部品群)は、Webアプリケーション開発やデータ分析、機械学習、自動化、プロトタイピングに向いている。
端的に言えば、処理速度が重要で細かい制御が必要な場合はRustを選ぶとよい。開発速度やソースコードの読みやすさ、豊富なライブラリを重視する場合はPythonを選ぶとよい。
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