2011年07月01日 09時00分 UPDATE
特集/連載

セキュリティポリシーで人間はコントロールできないWikiLeaksに学ぶ、組織内部の人間を信用してはいけない理由

インサイダーが絡む公的情報の流出原因で最も懸念すべきは、不注意による露呈ではなく、組織のシステム管理者やIT幹部が悪意を持った行動に走ることだ。

[Richard W. Walker,TechTarget]

 「人間に当てるパッチは存在しない」――。このフレーズは、ワシントンD.C.で開かれたWikiLeaksのインサイダーリスクに関するシンポジウムで語られた。これは冗談ではない。組織内部のユーザーがもたらす情報セキュリティリスクについて、政府機関の管理者が突き当たる壁をうまく言い当てている。しかもWikiLeaksのケースで浮き彫りになったように、この壁はますます高くなっている。WikiLeaksが特異なケースというわけでもない。インサイダーが絡む公的情報の流出は、民間でも公共機関でも増えている。

 内部の人間の不注意が原因で起きるシステムへの不正侵入(例えば従業員が電子メールを開いてフィッシング詐欺の手口にだまされるなど)も懸念されるが、最大のリスクをもたらすのは悪意を持ったインサイダーだ。つまり組織のサイバーセキュリティ管理者は、この脅威と積極的に戦う方向へと対策をシフトしなければならない。

 昨今特に懸念されるのは、信頼されている人間が「道を誤る」こと、例えばシステム管理者やIT幹部が悪意を持った行動に走ることだ。

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news077.jpg

電通が学生と企業の共創プロジェクト「βutterfly」を開発、企業向けにスポンサードプランを提供
電通は、顧客企業と学生の協働型プロジェクト「βutterfly」を開始すると発表した。β版...

news040.jpg

「インバウンド」で注目される浅草、訪日外国人観光客で賑わう理由とは?
口コミ時代のWebとソーシャルメディアは最大の武器。最小限の手間で最大の効果を発揮する...

news103.png

オムニバス、「セゾンDMP」を活用したターゲティング広告を提供
クレディセゾンの100%子会社オムニバスは、クレディセゾンが保有するクレジットカードの...