2011年08月23日 09時00分 UPDATE
特集/連載

2011年上期の情報流出事件から学ぶ教訓【前編】共通点・傾向は? 2011年上期の情報漏えい企業に起きたこと

ソニーの事件をはじめ、多くのサイバー犯罪が発生した2011年上半期。各事件の共通点とその背後に潜む傾向を探る。

[Tomer Teller,Check Point Software Technologies]

 2011年の上半期は、サイバー犯罪が多発した。いずれもメディアで大きく報道され、被害を受けた側もその事実を隠さず公表している。もはや「セキュリティインシデントは表沙汰にならない」という常識は過去のものとなった。

 2011年最初に攻撃を受けたのは、RSA Securityに対する高度な標的型フィッシング攻撃だ。「2011 Recruitment Plan(2011年の採用計画)」という、もっともらしい件名の付いた不正な電子メールが同社の一部社員に送られてきた。電子メールには悪質な細工が施されたスプレッドシート(表計算ドキュメント)が添付されており、攻撃者は、それを開いたユーザーのPCを乗っ取り、多くの手順を実行した後、RSAの認証トークン「SecurID」に関する内部情報を入手。SecurIDのセキュリティを破ることに成功した。これにより、Fortune500企業の10数社が攻撃を受けるリスクにさらされ、数100万米ドル規模の損害が発生している。

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news096.jpg

電通パブリックリレーションズが「第2回 企業広報力調査」の結果を発表
電通パブリックリレーションズ内の研究組織である企業広報戦略研究所は、「第2回企業広報...

news095.jpg

MasterCard、「Pepper」向けデジタル決済アプリケーションの試験運用を開始へ
MasterCardは、人型ロボット「Pepper」向けの初の決済アプリケーションによるの試験運用...

news080.jpg

石黒 不二代氏が語るオムニチャネルの本質、“個”客中心主義とは何か
セブン&アイ・ホールディングスの一大プロジェクト「omni7」を構想から開発まで支援した...