2011年11月17日 09時00分 UPDATE
特集/連載

グローバル製造業のためのERP選定【第1回】製造業が直面する残念なERPと幸せなERP

海外進出を目指す製造業はどのようなERPパッケージを選ぶべきなのか。本稿ではビジネスのグローバル化を3つのタイプに分類。残念な結果になるERP選びと、幸せな結果を呼び込むERP選びを解説する。

[寺嶋高光,電通国際情報サービス]

 ERPパッケージが日本の市場に登場してからおよそ15年の歳月が経過した。企業側のERP導入動機の変遷もさることながら、ERPの形も時代とともに変化し続けている。本連載では、製造業を対象に現在ERPには何が求められており、企業が目的を達成するためには、どのようにERPを選択、活用すべきなのかを3回の記事に分けて考察する。第1回ではERP環境の変遷と現在のトレンドについて述べてみたい。

国内におけるERPの変遷

 1995年当時にERPが登場した際は、大手企業を中心に基幹システムメインフレームまたはオフコンで運用しているケースが多く、2000年問題の解消やシステムのダウンサイジングがERP導入の動機になっていた。2000年前後から標準的なビジネスプロセスがERPパッケージにバンドルされていることが理解され始めると、米国会計基準の導入やBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)の広がりと同時にERP導入を図る企業が増え、ERP市場は急成長した。

 中堅企業も大手企業に追随する形でERPパッケージの導入が盛んになった。2005年前後からは、ERPに蓄積された情報を有効活用するためのBI(ビジネスインテリジェンス)やCRM、MESなど、周辺システムによる機能補完が進められた。2009年のリーマンショックでERP導入の展開が一時ストップするも、2010年には盛り返し始め、昨今では、グローバル対応、クラウドコンピューティング適用、さらなる社内外とのシステム連携を動機に、国内ERP市場は成長に転じている(参考記事:クラウドERPの普及はいつ? ガートナーが示す次世代ERPの浸透時期)。

ERPの重要性

 ERPは、この15年でどのように変わったのだろうか? 特徴としては下記が挙げられる。

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news112.jpg

BENLY、動画マーケティングの一気通貫ソリューションでPurpleCowと業務提携
デジタルマーケティング事業を営むBENLYは11月21日、PurpleCowが運営する動画制作クラウ...

news109.jpg

エムプロモとROI、購入後追跡アンケートまでサポートするO2Oサンプリングを開始
マクロミルの子会社であるエムプロモは11月21日、O2Oサンプリングの営業推進ならびに商品...

news107.jpg

Square、無料POSレジ「Squareレジ」のグローバル提供を開始
Squareは11月20日、iOS/Android対応のPOSレジアプリ「Squareレジ」のグローバル提供を始...