ERPをグローバルの子会社などに展開するにはテンプレート構築が重要だ。適切、効率的にテンプレートを適用する方法を解説。ERPに付きもののアドオン、カスタマイズについての考え方も説明する。
当連載の第2回「IFRSに向けたERPパッケージの選定、その基本とは」では、IFRS時代に向けて、ERPパッケージをグローバル経営の基盤として活用するには、共通化要件とローカル要件への対応といった適用方針・適用範囲に加えてシステム導入後の運用方法を明確にすることが重要と指摘した。また戦略としてのグローバルロールアウトストラテジー(GRS)、グローバルスタンダードの策定が重要であることを述べた。第3回ではグローバル展開のベースとなるグローバルテンプレート構築のポイントを中心に、グローバル展開の進め方とそのポイントについて解説する。
ERPのグローバル展開のための次のステップとしては、GRSおよびグローバルスタンダードをベースにした自社オリジナルのグローバルテンプレートの構築が重要となる。
GRSで定めた戦略、グローバルスタンダードとして定めたコード体系、業務プロセスをシステムとして具体化していくことになるが、このとき自社グループの共通システム基盤となるテンプレートを構築し、グループ各社に展開するというアプローチを取ることがポイントである。「ERPはパッケージである」といって何の戦略も持たずに展開していくと、結果的にまったく別のシステムとなり、運用もばらばらになってしまう。
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