「Windows XP」を仮想化しても、差し迫ったサポート終了の問題解決にはなりません。一方、システムを丸ごと撤去するのも難しい。セキュリティリスクを最小限に抑えながら、旧システムを温存するにはどうすべきでしょうか。
前回(簡単なようで難しい Hyper-Vによるサーバ仮想化の意外な落とし穴)は、「Windows Server 2012 R2」の最新のHyper-V仮想環境に、「Windows Server 2003」や「Windows XP」を実行する物理コンピュータをP2V(Physical to Virtual)変換で仮想マシンに移行する方法について説明しました。
Windows Server 2003については、まだ1年以上先の2015年7月15日(日本時間)までサポートが続きます。そのため、仮想化することでハードウェアのライフサイクルからOSを含むソフトウェアのライフサイクルを分離でき、仮想環境を活用しながら移行作業を行えるメリットがあります。その一方で、今、Windows XPを仮想化しても、2014年4月9日(日本時間)に差し迫ったサポート終了の問題は何も解決しません。
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