Apple、Facebookの無数のサーバはどこからやって来るのか?PC、スマートフォンに続き台頭する「ODM」とは

モバイルデバイスに押されているノート/デスクトップPCを尻目に、サーバ市場の成長が続いている。背景には米Facebookや米Appleなどが支持するハードウェアのオープンソース化や台湾企業を中心とするODMベンダーの躍進がある。

2014年04月02日 08時00分 公開
[Paul Korzeniowski,TechTarget]

伸び悩むノートPCやデスクトップPCを尻目に

 オープンソースハードウェアが話題を呼ぶ中、データセンターを運用する企業の間では、従来のサーバベンダーではなくODM(Original Design Manufacturer:相手先ブランドによる設計、製造の受託を行う企業)からのサーバ購入を検討する機運が高まっている。

 電子機器では以前にも、ノートPCとデスクトップPCでこうした市場構造の変化が進んだ。調査会社Reportlinker.comによると、販売額ベースでノートPCの大部分(94%)はODM製品が占めるようになっている。厳密な定義はないが、ODMは一般的なハードウェアを製造する。ODMが作るベースシステムを、サードパーティーや企業が自社のニーズに合わせてカスタマイズするわけだ。

サーバ購入先の新たな選択肢として浮上するODM

ITmedia マーケティング新着記事

news130.jpg

“AI美女”を広告に起用しない ユニリーバ「Dove」はなぜそう決めたのか
Unilever傘下の美容ケアブランド「Dove」は、「Real Beauty」の20周年を機に、生成AIツー...

news099.png

有料動画サービス 34歳以下では過半数が利用経験、4割は1日1回以上利用
「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2024」を基に、テレビ画面での動...

news171.png

2024年のGW予算は横ばい 賃上げよりも物価高と円安の影響が勝る?――インテージ調査
インテージが全国の15歳から79歳の男女を対象に実施したゴールデンウイークに関する調査...