2012年10月04日 08時00分 公開
特集/連載

Windows Server 2012はx86サーバ市場のカンフル剤となるか冷え込むx86サーバ市場

出荷数が減少傾向にあるx86サーバ市場において、Windows Server 2012のリリースは福音となるのか。各分野の専門家がみるWindows Server 2012の需要喚起力やいかに。

[Grant Hatchimonji,TechTarget]

 「Windows Server 2012」により、Windows利用企業は待ち望んでいた機能を手に入れることになる。そして、OSのアップグレードに伴いサーバハードウェアを新規購入する企業もあるだろう。これはx86サーバ市場にとって朗報だ。米IDCによると、2012年4〜6月期のサーバの出荷数は2011年の同期と比べて3.6%減少し、200万台となった。前年同期比で減少したのは2009年7〜9月期以来のことである。

 「Windows Serverの新バージョンのリリース前には、買い控えが起きるのが普通だ」と話すのは、米調査会社Enderle Groupの主席アナリスト、ロブ・エンダール氏だ。「しかし最終的には新規ハードウェアの販売増加につながるだろう」

 しかしそれがすぐに起きるわけではない。IT部門が新システムを承認するのに先立って、実施する検証作業に時間がかかるからだ。

 米Rocky Mountain Windows Technology User Groupのデニス・マーティン会長によると、検証・評価の作業をいち早く開始するために、9月4日のリリース後すぐにWindows Server 2012を入手する予定の企業もあるという。従来と同様、こういった検証作業には半年から1年ほどかかるものとみられる。

 IDCでは、2012年下半期にサーバの販売状況が改善すると予想している。しかしサーバメーカーの中には、新OSを搭載したサーバの出荷と企業での採用の間には時間的なずれがあり、サーバのアップグレードサイクルが本格化するのは、Microsoftが最初のサービスパックを出荷した後になるとみている企業もある。

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