「Linux」での常識を受け入れることが、「Windows」ユーザーがLinuxを快適に使いこなすための近道だ。Linuxを活用する上で重要な「コマンド」の基本的な使い方を整理しよう。
OSを「Linux」に切り替えたいと考える「Windows」ユーザーは、移行前に両者の違いを整理することで、移行をスムーズに進めやすくなる。LinuxとWindowsの主要な8つの違いのうち、5つ目を紹介する。
Linuxでの作業の基本は、CLI(コマンドラインインタフェース)によるコマンドの利用だ。Windowsでの標準的なユーザーインタフェースであるGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)は、Linuxではオプションの位置付けになる。特にサーバではCLIの方が、さまざまな作業を迅速かつ容易に実行しやすい。
一般的なLinuxコマンドの構文は2つある。1つ目は
<コマンド> -<オプション> <引数>
という構文だ。コマンドは引数に対して動作し、オプションによって制御される。例えばホームディレクトリ(ディレクトリはWindowsでのフォルダに相当)の内容を非表示ファイルも含めて長い形式で表示するには、次のように入力する。
ls -la /home/<ユーザー名>
2つ目は
<コマンド> <サブコマンド> <引数>
という構文だ。例えばシステム管理ソフトウェア群「systemd」を制御するコマンド「systemctl」は、この構文で実行できる。systemctlを使用してSSH(Secure Shell)サーバである「sshd」を再起動するには、一般的には管理者権限で
systemctl restart sshd
と入力して実行する。この場合、再起動を指示する「restart」がサブコマンドになる。
Linuxは、さまざまなコマンドや関連するオプションを覚えやすくするために、クイックレファレンスを提供するマニュアルコマンド「man」を実装している。例えばファイルやディレクトリの情報を表示するコマンド「ls」の基本的な使い方やオプションを表示するには、次のように入力して実行する。
man ls
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