LinuxもWindowsと同様に、セキュリティの確保が重要になる。これまでWindowsデスクトップを中心に管理してきたIT担当者のために、Linuxデスクトップのセキュリティに関して注意すべき項目を確認しておこう。
クライアントOSとして「Linux」を利用するLinuxデスクトップは、攻撃を受ける危険性があるという点では、「Windows」をクライアントOSとするWindowsデスクトップと変わらない。IT担当者はエンドユーザーのLinuxデスクトップをセキュリティ侵害から保護しなければならない。
LinuxデスクトップもWindowsデスクトップと同じく、組織のセキュリティ基準に従う必要がある。ID・アクセス管理や構成管理、パッチ管理など対象は多岐にわたる。これまでWindowsデスクトップを中心に管理してきたIT担当者に向けて、Linuxデスクトップのセキュリティを高める上で注意すべき4つのポイントを紹介しよう。
組織がLinuxデスクトップのセキュリティを確保する上で重要な作業の一つは、コアとなるOSとアプリケーションの構成やパッチの管理だ。Linuxのパッケージ管理を支援するツールとして、「RPM Package Manager」(旧Red Hat Package Manager)や「YaST」(Yet another Setup Tool)などがある。管理者は新しいLinuxツールを活用しそびれたり、管理作業に余分なリソースを投じたりしがちだが、こうしたツールを積極的に活用することが重要だ。
新しいツールを導入するときは、構成やパッチを管理する既存のツールと連携させる必要がある。GFI SoftwareやZohoのManageEngine部門などのベンダーは、LinuxやWindows、「macOS」向けに構成とパッチを管理するツールを提供しており、1つのツールで幅広いクライアントデバイスを管理できる。
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