Microsoftの本心が見え隠れする、Facebook主導プロジェクトへの参加何かしらの見返りを期待

米Microsoftは2014年1月、米Facebook主導のプロジェクト「Open Compute Project」に参加すると発表した。そのメリットは、自社のクラウドサービス向けハードウェア供給元が増えるだけでない。同社の本心は?

2014年03月14日 08時00分 公開
[Jeremy Stanley,TechTarget]

 米Microsoftが自社のクラウドサービスに使用している拡張性の高いハードウェアの設計仕様が公開され、大規模な社内クラウドを構築する企業がそれを利用できるようになった。

 Microsoftは2014年1月27日、データセンターなどのハードウェア設計のオープンソース化を推進する米Facebook主導のプロジェクト「Open Compute Project(OCP)」に参加し、リファレンス設計を提供すると発表した。

 1月末に開催された「Open Compute Project Summit」でMicrosoftが語ったところによれば、同社は「Windows Azure」や「Office 365」といった自社のクラウドサービスに使用しているデータセンターハードウェアの「設計図」をOCPに提供する方針という。

「ただの親切心からの行動ではない」という指摘も

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