“やるかやらないか”で二極化するビッグデータ活用 一般企業への浸透が進むセルフサービス型BIの動向も注目

最新の調査結果によると、ビッグデータの活用が一般企業へと拡大しつつある。一方で、ビッグデータの活用を強化する企業と見送る企業で二極化が進んでいる。IDC Japanのアナリストが語った。

2015年05月26日 08時00分 公開
[藤本和彦TechTargetジャパン]
IDC Japanの草地 慎太郎氏《クリックで拡大》

 ビッグデータの活用に取り組む企業は、システムインテグレーター(SI)やネット系企業など技術力のある企業から、一般企業へと拡大している。その一方で、取り組みを強化する企業と見送る企業の姿勢が鮮明となり、二極化が進んでいる状況が明らかになった。

 IT専門調査会社のIDC Japanのソフトウェア&セキュリティグループでマーケットアナリストを務める草地 慎太郎氏はユーザー層の拡大について、次のように話す。「ビッグデータ活用の黎明期では、自社でシステムを構築できるITに明るい企業が積極的に導入を進めていった。それが今では、“一般企業がビッグデータを活用してビジネスをどう改善するか”に変わってきた。それに応じるように、大手ベンダーはビジネス課題を中心としたソリューションに力を入れている」

会員登録(無料)が必要です

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

新着ホワイトペーパー

製品レビュー 日本オラクル株式会社

有用なインサイトを獲得するには? 実践を阻む課題を解消するデータ基盤活用術

データから得られるインサイトを活用して、企業の競争力を強化していくことの重要性が高まっている。しかし、有用なインサイトの生成は簡単なことではない。その実践を阻む課題を確認しながら、解決策について解説する。

製品資料 ユーソナー株式会社

潜在ターゲットへのアプローチを効率化、消費者の真のニーズを捉える方法とは?

昨今、法人営業においては消費者のニーズを正確に捉え、迅速に対応することが求められている。こうした中で注目されているのが、インテントデータ活用による顧客の興味関心の可視化だ。本資料では、インテントデータのポイントを解説する。

市場調査・トレンド 株式会社セールスフォース・ジャパン

AI時代のデータガバナンス戦略、効果的に実装するために知っておきたい5つの柱

データの爆発的な増加に加えてビジネスにおけるAI活用が加速する中、AIのメリットを最大限に引き出すためにもデータガバナンスの重要性が高まっている。AI時代のデータガバナンスにおいて押さえておきたい5つの柱を解説する。

事例 株式会社primeNumber

効率的なデータの利活用を促進、15社に学ぶデータ基盤の構築/運用のヒント

データの利活用を進めるためにはデータ基盤の導入が必要だ。しかし、データ基盤を構築/運用するためにはさまざまな課題を乗り越えなければならない。本資料では、データ活用環境の構築に成功した15社の事例からそのヒントを解説する。

製品資料 日本電気株式会社

Tableauのクラウド移行により、運用負荷を削減しながら利便性を向上させる方法

データ分析・活用とその前提となるデータ可視化のため、多くの企業で導入されているTableau。有用性の高いツールだが、「運用・保守にコストやリソースが割かれる」などの課題もある。これらの課題を解消する方法を探る。

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news130.jpg

Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...

news040.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。