“変化こそ全て”――協和発酵キリンがクラウド+「EVO:RAIL」を選んだ理由怖いのはロックインよりも現状維持(1/2 ページ)

AWSのアーリーアダプターとして有名な協和発酵キリン。同社は文字通り“クラウドファースト”を実践している企業だ。ところが、ここへ来てハイパーコンバージドの新製品「EVO:RAIL」を導入した。その理由とは?

2015年10月19日 08時00分 公開
[五味明子]

 協和発酵キリンの「Amazon Web Services」(AWS)導入事例はクラウド活用における先進的なユースケースとして知られている。2013年に本番運用をスタートして以来、社内システムの多くをAWSに移行中の同社だが、その一方で2015年4月には、VMwareのハイパーコンバージドインフラストラクチャ製品である「VMware EVO:RAIL」(EVO:RAIL)を導入している。全社を挙げてオールクラウド化を進めていたように見える協和発酵キリンが、なぜハイパーコンバージドインフラのアプライアンス購入に踏み切ったのか。本稿では協和発酵キリン 情報システム部長 篠田敏幸氏へのインタビューを基に、クラウド時代における企業のインフラ選択の在り方を考察してみたい。

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