オープンソースハードウェア開発の問題を改善
「Project Olympus」でオープンソースハードウェアの新開発モデル目指すMicrosoft
Microsoftは、オープンソースソフトウェア開発の問題点に着目し、解決する取り組みに着手した。同社が立ち上げた「Project Olympus」とは?
Microsoftは、オープンソースソフトウェア開発におけるアジャイル(俊敏性)とコラボレーションの原則をデータセンター向けハードウェアにも適用したいと考え、「Project Olympus」と銘打った施策を実行に移した。
Computer Weekly日本語版 12月21日号無料ダウンロード
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 12月21日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
このプロジェクトは、「Open Compute Project」(OCP)への関与を拡大し、新しいハードウェア開発モデルの構築を目指している。そのモデルは、旧来のモデルに比べてオープンでコラボレーションの度合いが高い。このプロジェクトに貢献したメンバーには、より早期からMicrosoftの製品設計への関与を認めるとしている。
つまりMicrosoftはOCPのメンバーに、データセンター向けハードウェアについて完成前から設計プランの詳細にアクセスできると確約したことになる。設計情報は、そのデザインがほぼ完成した段階になってリリースされるのが業界の通例だった。
OCPはFacebookが2011年に設立したもので、Microsoftは2014年にこのコミュニティーに加入した。このたび発表されたプロジェクトは、データセンター向けハードウェアのサプライヤー同士が、設備のデザイン(設計)に関するベストプラクティスを共有できるようにして、設備の構築方法に関する知識の共有が活発に行われることを狙っている。
MicrosoftのAzureハードウェアインフラストラクチャ部門ゼネラルマネジャー、クシャグドラ・バイド氏は、コンバージドインフラを手掛ける企業DatacenterDynamicsが2016年11月に英ロンドンで開催したカンファレンス「Europe Zettastructure」に登壇。この戦略は(ハードウェアの)設計を進める方法について、オープンソースのコミュニティーに早い段階からの発言権を与えることを狙ったものだと語った。
「われわれはOCPコミュニティーでの活動を続けるうちに、オープンハードウェアの設計手法に改善点が多数あると実感した」と同氏は説明する。
「オープンソースソフトウェアは、誰かがプロジェクトを立ち上げ、それをGitHubに展開する。人々がそれに加入して、さまざまなすばらしい進化が起こる、という流れを経験している。一方オープンソースのハードウェアでは、設計が完成間近になってから、ようやく多数の貢献がなされるという傾向がある」
その結果、提案されたハードウェア設計をコミュニティーでレビューし、その設計に対する貢献をすることで、完成版のデザインリリースに時間がかかり過ぎるという事態も発生している。
また、設計プロセスの中で1つの取り組みを公開せずに長く保持したままにしておくことは、コミュニティー内での重複作業の発生につながるリスクもある。
続きはComputer Weekly日本語版 12月21日号にて
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 12月7日号 そのスマートウォッチ、役に立ってる?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社うるる] 「入札市場」攻略ガイド:効率的に落札するためのポイントを徹底解説 -
製品資料
[株式会社うるる] 入札情報に特化した「販路拡大」「効率化」のためのサポートツールとは? -
市場調査・トレンド
[株式会社うるる] 公共入札に成功する企業と失敗する企業の「5つの違い」 -
製品資料
[日本ビジネスシステムズ株式会社] 専門家が教える、Microsoft 365の「テナント統合/分離」を成功に導く秘訣 -
製品資料
[rakumo株式会社] Microsoft 365での情報埋没を防ぐ、社内ナレッジを資産化する情報ポータル活用
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
2
「Microsoft 365」が乗っ取られる MFAを破る“本物の画面”の恐怖
-
3
「テザリング依存」に潜む落とし穴 “遅いVPN”を解消するネット構築術
-
4
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
5
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
-
6
AI導入が失敗する“真犯人”は現場のマニュアル 7割が陥る「標準化」のわな
-
7
Claude利用8割のGMO、AI人材の評価軸が「トークン管理」に変わった
-
8
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
9
被害額は過去最高額 それでも「サイバー犯罪者が捕まらない」3つの理由
-
10
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
7
AI駆動開発のスピードと安全性を両立 「品質・セキュリティ管理」の実践ガイド
-
8
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
9
「標的型攻撃メール」事例・サンプル集
-
10
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー