2017年01月31日 08時00分 UPDATE
特集/連載

パスワード依存は時代遅れ?「パスワードのいらない時代」が本当にくるかも、新認証技術「FIDO」が本格普及へ (1/3)

新たな認証標準「FIDO」の普及により、煩雑なパスワード管理が不要になる可能性がある。FIDOとはそもそも何か。あらためて確認しておこう。

[Michael Cobb,TechTarget]
画像 FIDOはパスワード認証を“過去”にするのか

 多くのオンラインサービスは、エンドユーザーのパスワードをサイバー犯罪から保護することができていないのが実情だ。一般的な認証方法であるパスワードが内包する脆弱(ぜいじゃく)性が少なからず影響している。政府とIT業界はこの状況を受けて、長く使用できる代替の認証方法を確立しようとしている。

 米国サイバーセキュリティ強化委員会(Commission on Enhancing National Cybersecurity)は、特にパスワードの使用が主な攻撃ベクトル(攻撃経路)となる大規模な侵害が2021年までになくなることを期待している。同委員会の目標は野心的だ。Verizonが公開した2016年の情報漏えいに関する調査報告書「2016 Data Breach Investigations Report」によると、情報漏えいの原因の63%はパスワード強度の不十分さにあるという。

 状況を打破するには、認証技術の発展と幅広い導入が必要になるだろう。最近まで、IT業界はその実現に苦戦していた。だが「Fast IDentity Online」(FIDO)という新たな認証標準の登場により、状況は変わりつつある。

FIDOとは何か

       1|2|3 次のページへ
この記事が気に入ったらTechTargetジャパンに「いいね!」しよう

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news014.jpg

SNSあれば憂いなし、今何に備えるべきかを調査で知ろう
地震、雷、火事、ネット炎上。不測の事態への対策から学力向上、働き方改革まで、私たち...

news010.jpg

海の家でトライアル、O2Oアプリ×IoTで店舗のスマホ施策はどう変わる?
江ノ島にある海の家でO2OアプリとIoT販促ツールを組み合わせた実証実験が行われている。...

news023.jpg

LINEと博報堂DYデジタル、「LINE」上での広告効果測定の精緻化を図る共同プロジェクトを開始
LINEは、同社の広告サービスにおいて、効果測定の精緻化を図るプロジェクトを博報堂DYと...