シグネチャベースの従来型マルウェア対策製品の限界が指摘される中、マルウェア対策業界はどう動くのか。専門家に今後の見通しを聞いた。
かなり前から限界論がささやかれているにもかかわらず、ウイルス対策やスパイウェア対策といったマルウェア対策業界は、意外に根強く生き残っている。TechTargetはこれまでも、マルウェア対策業界の将来について幾度か疑問を投げかけてきた。そのたびに悲観的な意見が多かったが、マルウェア対策業界は今も生き延びている。
1999年の時点で既に、マルウェア対策ソフトウェアそのものが、悪用可能な脆弱(ぜいじゃく)性の源になるという調査報告があった。広く普及している大手マルウェア対策製品にも、セキュリティ上の重大な欠陥が次々と見つかっている。それにもかかわらず、マルウェア対策業界は盛況とはいえないまでも健在だ。
シグネチャに基づくマルウェア対策製品業界は、既に限界を迎えたも同然なのか。従来型のマルウェア対策製品は姿を消し、機械学習や人工知能を利用する新しい脅威検知に置き換わるのか。セキュリティカンファレンス「RSA Conference 2017」で、専門家や関係者にマルウェア対策業界の将来について意見を聞いた。
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