2017年06月15日 09時00分 UPDATE
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製品選定前に読んでおきたい基礎技術 NVMe編I/O至上主義は危険? 見過ごしている、フラッシュデバイスの真の性能指標とは

SSDをはじめとするフラッシュデバイスの真価を発揮させるために必要な考え方とは。その中身であるNANDフラッシュメモリのこれまでの歴史、IOPSの有効性、本当に重要な性能指標とは何かについて解説する。

[國分 学,伊藤忠テクノソリューションズ]

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ハードディスク | ストレージ | SSD


 近年、フラッシュデバイス(本稿では、NANDフラッシュメモリを搭載したストレージをこう表現する)を搭載したストレージシステムの採用が増々活発になっている。

 フラッシュデバイスの特徴と言えば、まず挙がるのは、そのI/O性能だ。従来の磁気ディスクを利用したHDDに比べ、その単体のI/O性能は数十倍以上といわれている。このフラッシュデバイスの登場によって、ストレージの性能は飛躍的に向上したと言って間違いないだろう。だがその性能評価のみに頼って製品を選択し、本当に目的を達成できるのだろうか。

 筆者は2000年から十数年にわたりストレージエンジニアを務めてきた。本稿ではその経験を基に、フラッシュデバイスを利用したストレージがもたらすI/O性能について皆さんに共有する。

 最近では最大1000万IOPS(1秒間に処理できるI/O数)をうたうストレージも登場し、非常に進歩が著しい分野ではあるが、市場がIOPS重視に広がっていることについては少々危機感を抱いている。誤解を恐れずに言えば、ストレージの性能評価に使える指標はIOPSだけではない。その理由と共に、本当に重要な性能指標について解説する。

1.システム性能向上に関しての歴史

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