2017年11月22日 09時00分 公開
特集/連載

複数のAPIを活用するマイクロサービスのAPI実装で失敗しないための3大原則

APIは重要だ。そして、等しく重要なのがAPI戦略だ。本稿では、全ての組織が留意すべきAPIの主要設計原則を3つ紹介する。

[Twain Taylor,ITmedia]
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 APIは複雑なプロトコルで、成功を確実にするには周到な設計が必要になる。マイクロサービスアプリケーションに取り組むときは特に入念な設計が欠かせない。マイクロサービスのAPIを実装する際に従うべきAPI設計原則は3つある。ここではそれを紹介する。

API設計戦略の責任を担う3者とは

 API設計戦略では、ビジネス部門の責任者、エンタープライズアーキテクト、開発者の3者が重要な役割を担う。

 API設計戦略は、ビジネス部門の責任者が発案者となる。アプリケーションの範囲を拡大することで満たすことができるビジネスニーズを唯一把握しているのがビジネス部門の責任者だ。ビジネス部門の責任者は、未開拓市場に進出し、パートナーと連携してアプリケーションを補完して、新たな収益化の機会の実現を目指すこともある。こうした数々の状況でAPIを利用することになる。

 次の段階では、エンタープライズアーキテクトやITマネジャーが、ビジネス目標に従ってAPI設計を実施する役割を担う。ここに関わってくるのがマイクロサービスだ。エンタープライズアーキテクトは、モノリスからマイクロサービスへの移行に伴って何が起きるかを理解している。これを理解したうえで、最も注意するのが、公開される可能性のあるデータのセキュリティだ。また、新たに急増するサービスに遅れずに対応できるスケーラブルなAPIを構築することにも注意を払う。最初は、モノリスから少数のサービスだけを独立させる方法を選ぶかもしれない。だが、最終的には、数十、数百ものサービスからアプリケーション全体を構成することになる可能性がある。これらの各サービスは、セキュリティが確保された方法でAPIを通じて公開する必要がある。

 最後にAPI設計戦略を実装するのが開発者だ。開発者は、APIのテクノロジーとトレンドに精通し、快適な操作性を実現するAPIを設計できる必要がある。

 API設計戦略の実装にはこれらの全ての役割が重要になる。ただし、ビジネスとテクノロジーの両要件を確実に満たすという点で、エンタープライズアーキテクトが中心的役割を担う。

3種類のAPI

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