2018年07月18日 05時00分 公開
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産業用PCの代替から多用途サーバまで格安・超小型PC「Raspberry Pi」のビジネス実用例5選

「Raspberry Pi」を工作好きのコンシューマー向け製品だと捉えるのは正しくない。ビジネスに役立つRaspberry Piの用途は幾つもある。注目すべき5つの用途を解説する。

[Brian Geisel,TechTarget]
画像 ビジネス用途が広がるRaspberry Pi(出典:開発元であるRaspberry Pi Foundationの公式サイト)

 小型ボード型コンピュータの「Raspberry Pi」を「一時的な流行」「工作好きのアマチュア向けの製品」だと捉えていた人は少なくないだろう。Raspberry Piは2012年に始めて出荷されて以来、企業でも導入され始めている。

 Raspberry Piの価格は手ごろだ。上位モデルの「Raspberry Pi 3 Model B+」は35ドル、無線LANとBluetoothでの通信が可能な「Raspberry Pi Zero W」は10ドル、エントリーモデルの「Raspberry Pi Zero」はたったの5ドルだ。本稿では、この低価格のRaspberry Piがビジネスを変える5つの実用例を紹介する。

  1. 試作品開発の支援
  2. 少量生産、高価格製品への組み込み
  3. 産業用PCの代替
  4. クラウドとBluetoothデバイスをつなぐ仲介機器
  5. 小型の多用途サーバ

用途1.試作品開発の支援

 新しいデバイスの試作品開発といえば、昔は電気技師が、美しいとはいえない緑色のプリント基板(PCB)を使い、メカやソフトウェアの機能をテストしながら進めることが一般的だった。この工程は数カ月に及ぶことも珍しくなく、数千ドルものコストがかかることもあった。

 こうした試作品の開発工程の合理化に、Raspberry Piを活用する動きがある。モデルによって異なるが、Raspberry PiはUSB端子、イーサネット端子、HDMI端子、拡張カード追加用の端子など、さまざまな端子を備える。40ドル弱のRaspberry Piを購入して手近な工作室に行けば、迅速かつ低コストの概念実証(PoC)が可能になる。

用途2.少量生産、高価格製品への組み込み

 1000個以下の少量生産で価格の高い製品では、Raspberry Piを使った製品開発が有力な選択肢になる。

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