「Raspberry Pi」が最適? IoTゲートウェイのプロトタイプ作成方法を比べる2つの方法を比較する

IoT活用の第一歩はIoTゲートウェイのプロトタイプ作成から始まる。ここではプロトタイプ作成のための一般的なアプローチを2つ紹介する。

2017年09月22日 05時00分 公開
[Justin RiglingTechTarget]

関連キーワード

Wi-Fi | IoT(Internet of Things)


「Raspberry Pi 3」(出典: Raspberry Pi Foundation)《クリックで拡大》

 IoTを活用する上でゲートウェイは重要な役割を果たす。複雑な環境で複数のエンドデバイスを管理し、デバイスからデータを収集して分析し、集めたデータをクラウドに転送するという役割だ。自社のIoT活用においてこれらの要件をどう満たすかの判断は、重要な第一歩となる。その判断にはプロトタイプが有効だ。実際、私はよくプロトタイプ作成の最適な手法について尋ねられる。プロトタイプには格安の超小型コンピュータ「Raspberry Pi」とその他の本番用製品のどちらが適しているかという質問だ。電源や接続や外見など、各プロジェクトに固有のニーズによって、その答えは異なる。

 そこで本稿では、IoTゲートウェイのプロトタイプ作成のための2つの一般的なアプローチを紹介する。1つはRaspberry Piを使った方法、もう1つは本番用の完成品を使った方法だ。いずれも、スケーラブルでコスト効率の高い量産という目標を念頭に置いている。

Raspberry Pi

 強力なコミュニティーを持ち、基本的な接続機能を手頃な価格で提供してくれるRaspberry Piは、プロトタイプ作成に非常に適した方法となり得る。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news130.jpg

Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...

news040.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。