ストレージ仮想化とは、複数の物理ストレージを単一のストレージ領域(ストレージプール)にまとめ、必要な容量を論理的に分割して仮想ストレージとして利用できるようにする技術だ。ストレージプールと仮想ストレージは、管理コンソールで一元管理できる。(続きはページの末尾にあります)
重要なデータの中には、長期保存ではなく永久保存が必要になるものもある。ドイツのある大学が、貴重なデータを永久保存するための方法を模索している。
アクセス頻度が低いコールドデータの保存には、やはりテープメディアが最適だ。しかし、盤石かと思われたこの市場にも変化が訪れようとしている。
ソフトウェア定義ストレージ市場を活性化させるのは、個性的な新興企業だ。数あるサプライヤーの中から、注目に値する5つの新興企業とその製品を紹介する。
医療機関に勤務する会員を対象に実施したIT導入に関する調査リポート。電子カルテなどのIT導入状況、導入目的や期待する効果、関心のあるトレンドなどが明らかになった。
ITシステムの省電力および電力管理対策の現状調査を実施。電力使用量や運用コストなどの削減効果を期待する一方、導入に必要な予算や体制の整備などが課題になっていることが分かった。
ファイルサーバの容量不足に対して、単にサーバを増設する対応ではその運用管理にさまざまな問題が出てくる。本稿では、ファイルサーバの課題解決に役立つ3つのコンテンツを紹介する。
2011年10、11月に実施した会員調査によって、企業ネットワークにおける無線環境やモバイル端末の導入状況、運用担当者が抱えている課題などが明らかになった。
IP電話に関する会員アンケート調査により、半数近くのユーザーが導入済み、一定のコスト削減を実現していることが分かった。しかし一方で、IP電話に対する会員の不満から、新たな課題も浮き彫りとなっている。
多くの企業がVMwareを使ったサーバ仮想化の導入に続いて、ストレージを仮想化している。グリーンITを推進している企業では特にそうだ。
ストレージ仮想化ソフトウェアは、物理ストレージの利用可能なストレージ容量を特定し、その容量をストレージプールに集約する。ストレージプールは、物理サーバや仮想マシン(VM)から使用できる。
エンドユーザーからは、ストレージプールを構成するストレージリソースは直接見えない。エンドユーザーが利用する仮想ストレージは、読み取りと書き込みが可能な単一の物理ストレージのように見える。
ストレージ仮想化ソフトウェアは、物理ストレージとホスト(PCやサーバなど、ストレージにアクセスする任意のデバイス)間のデータのやりとりを仲介する。OSやアプリケーションはストレージ仮想化ソフトウェアを介して、仮想ストレージを利用する。
複数のHDDを組み合わせて1つのHDDのように利用できるようにするRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)アレイも、ストレージ仮想化の一種と考えることができる。エンドユーザーには、RAIDアレイ内の複数のドライブが1つのストレージのように見える。
RAIDアレイは、複数のドライブに対してデータのストライピング(分散して書き込むこと)やレプリケーション(複製)を実行する。こうすることで1秒当たりI/O(入出力)を向上させながら、1つのドライブで障害が発生した場合に備えてデータを保護できる。