UTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)は、複数の脅威に対する防御機能を搭載した総合的なセキュリティ製品を指す。一般に、UTM製品にはファイアウォール、ウイルス対策ソフトウェア、コンテンツフィルタ、スパムフィルタなどが含まれている。UTMという用語は、調査会社のIDCが編み出したもの。UTMベンダーとしては、Fortinet、Lok Technology、Secure Computing Corporation、Symantecなどがある。
UTMの主な利点としては、シンプルであること、配備と運用が容易であること、すべてのセキュリティ機能・プログラムを一度にアップデートできることなどが挙げられる。インターネット上の脅威の特質や種類が進化・複雑化するのに応じて、そのすべてに対応するようにUTM製品を修正することが可能だ。このため、システム管理者は長期にわたって複数のセキュリティプログラムのメンテナンスをしなくて済む。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...
CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...
トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。