日本アイ・ビー・エムは、インターネットを介してデータのバックアップが行える新サービスを発表した。保管データ量によって料金が決まる従量制の課金モデルを採用しているのが特徴だ。
日本アイ・ビー・エムは6月18日、ユーザーのデータをインターネット経由で保管するサービス「IBM インフォーメーション・プロテクション・サービス リモート・データ保護」(以下、リモート・データ保護)を発表した。8月1日より提供を開始する。
リモート・データ保護は、同社のデータセンターに専用システムを設置し、インターネットを介してデータのバックアップを行うというもの。最大の特徴は、実際に保管しているデータ量に応じて課金する点だ。ユーザーやPCごとの課金ではなく、取得したデータ量に応じて使用料金が決まるため、ユーザーは無駄なコストを支払うことがない。データの保管期間に応じて複数のメニューが用意されるが、保管期間が最も短い1週間の場合で1Gバイト当たり950円となっている。
利用に当たっては、ユーザーのPCやファイルサーバに専用ソフトウェアを導入し、希望するバックアップの頻度を設定するのみ。インターネットを介してやりとりされるデータは暗号化されており、セキュリティ面も配慮されている。バックアップ時は更新された差分データだけを取得するほか、復元時はファイルを選択して復元することも可能だ。
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