ファイアウォール、VPN、SSL VPN、不正侵入防御、アンチウイルス、アンチスパム、Webフィルターなどのネットワークセキュリティ機能を1台の機器に集約した「IBM Proventia Network Multi-Function Security」を発売。
日本アイ・ビー・エムは9月26日、UTM(統合脅威管理)アプライアンスの新製品「IBM Proventia Network Multi-Function Security」を発表した。
IBM Proventia Network Multi-Function Securityは、ファイアウォール、VPN(仮想プライベートネットワーク)、SSL-VPN(暗号化にSSLを使用したVPN)、不正侵入防御、アンチウイルス、アンチスパム、Webフィルターなどのネットワークセキュリティ機能を1台の機器に集約したUTM。不正侵入、ウイルス、ワームやスパムメール、フィッシングメールによる詐欺、不適切なWebサイトの閲覧といった、さまざまなセキュリティ上の脅威や不正なトラフィックから企業ネットワークを保護する機能を提供する。同製品にはIBMが買収したインターネット セキュリティ システムズ(現、IBM インターネット セキュリティ システムズ)の技術や同社の世界的なセキュリティ情報組織X-Forceのノウハウが生かされている。
また、最適化した防御方法をワンクリックで有効化できるため、設定や運用には高度な知識やスキルを必要としないのが特徴。クレジットカード業界におけるグローバルセキュリティ基準「PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)」に対応しており、PCI DSSで規定されている12要件のうちネットワークに関連した要件は10個あるが、同製品は10要件すべてを満たすとしている。
最小構成価格は19万9000円(税別)。
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