2010年12月17日 08時00分 UPDATE
特集/連載

適正評価でクラウド事業者にプレッシャーをかけよ米ボーイングのクラウド採用はセキュリティが最優先

技術的には実現可能でも、Boeingの複雑な組織構造の中でクラウドコンピューティングを推進するのは困難を極めた。

[Carl Brooks,TechTarget]

 数年前、BoeingのITセキュリティ専門家、E・J・ジョーンズ氏には名案があった。ソースコード検証アプリケーションを自分の手元からAmazon Web Services(AWS)に移したいと思ったのだ。AWSなら同アプリに最適で、自分のニーズに完ぺきにかない、相対的には破格の料金で、社内インフラチームの負担にもならないはずだった。

 問題は、ジョーンズ氏がもともと慎重な性格だったことに加え、勤務先は何事も、特にセキュリティについては軽く受け止めることのない会社だったことだ。Boeingには、、クラウドコンピューティングの概念を組織に浸透させる手段が必要だった。ジョーンズ氏率いるITセキュリティ部門はその手段を見つける責務を担った。

 「初期のBoeingアプリの1つをクラウドに置きたかった」というジョーンズ氏が小規模のプロジェクトにクラウドコンピューティングを利用したいと思ったのは、例によってその手軽さ、安さ、速さを考えてのことだった。「われわれには帯域幅が足りない。それならクラウドを使おう」と考えた。

ITmedia マーケティング新着記事

news044.jpg

大日本印刷の山口圭介氏が次世代のマーケターに伝えたい「生き方」と「働き方」
B2Bマーケター注目のイベント「Bigbeat LIVE」が2019年8月2日に開催される。そこに登壇す...

news096.jpg

HubSpotが無料のCRMを強化、メール配信と広告管理機能を提供
無料で使える「HubSpot CRM」に、メールマーケティング機能と広告機能が加わった。

news045.jpg

フリーランス活用職種トップ3は「デザイナー」「エンジニア」「動画制作」――ランサーズ調査
ランサーズが企業を対象に実施した「外部人材(フリーランス)活用実態調査」によると9割...