米国本社の企業買収や自社開発によって、シングルサインオン(SSO)製品を充実させてきた日本オラクル。スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスやソーシャルメディアの普及に応えるべく、同社は製品ラインアップの強化を続ける。同社のSSO製品について、同社製品戦略統括本部の大澤清吾氏に話を聞いた。
日本オラクルは、Webアクセスマネジメント(WAM)製品の「Oracle Access Manager」と、IDフェデレーション製品の「Oracle Identity Federation」を提供している(WAM製品とIDフェデレーション製品については「【製品動向】『付せんでID管理』を一掃するシングルサインオン(SSO)」を参照)。以下、それぞれの概要を見ていく。
日本オラクルの代表的なWAM製品が、Oracle Access Managerである。WebアプリケーションのSSOに加え、アクセス可能なWebアプリケーションをグループ単位で制限できるアクセス制御機能も備える。
Oracle Access Managerは、エージェント型とリバースプロキシ型の双方で運用可能なWAM製品だ(エージェント型とリバースプロキシ型の違いについては「【製品動向】『付せんでID管理』を一掃するシングルサインオン(SSO)」を参照)。ただし、日本オラクルが推奨するのはエージェント型であり、多くのユーザー企業はエージェント型で運用しているという。「エージェント型であれば、リバースプロキシ型よりもネットワークトラフィックを軽減できるなどの利点がある」と大澤氏は説明する。機能は、エージェント型でもリバースプロキシ型でも「大差ない」。
Oracle Identity Federationは、SAMLとOpenIDを利用したクラウドサービスとの認証連携を実現する。Oracle Identity Federationは、Oracle Access Managerや他社のWAM製品とユーザー情報を共有させることで、社内のWebアプリケーションとクラウドサービスの統合的な認証基盤を構築できる。
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