管理性と拡張性に配慮し、個別開発の必要性を可能な限り排除。ユーザー単位の課金で導入負荷を低減。そんな特徴を持つSSO製品、CA Technologiesの「CA SiteMinder」を解説する。
Webベースの業務アプリケーションの浸透、クラウドの活用増大、スマートフォンやタブレットをはじめとする端末の多様化――。こうしたIT環境の急速な変化は、管理すべきID/パスワードの急増をもたらす。管理すべきID/パスワードの増加に耐えられなくなり、ノートや付せんにパスワードをメモしてクライアントPCの近くに置いている従業員も少なくないだろう。
セキュリティやコンプライアンス上問題のあるこうした行為を防ぐ有力な手段がシングルサインオン(SSO)製品である。SSO製品の製品動向は、「【製品動向】「付せんでID管理」を一掃するシングルサインオン(SSO)」で示した。本連載では、国内で提供されているSSO製品をベンダーごとに紹介していく。第1回は、CA Technologies(以下、CA)のSSO製品を解説する。
CAが販売するSSO製品は、Webアクセスマネジメント(WAM)製品「CA SiteMinder」とIDフェデレーション製品「CA SiteMinder Federation(旧CA Federation Manager)」の2つだ(参考:クラウド導入で見直すアイデンティティー管理)。以下、それぞれの概要を説明する。
CA SiteMinderは、主要なSSOの認証方式であるエージェント型とリバースプロキシ型の双方を組み合わせて運用できるのが特徴のWAM製品だ(図1)。
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