トヨタも利用、クラウド認証無料のSSO製品「HP IceWall SSO」SSO製品紹介【第2回】日本ヒューレット・パッカード編

国内のシステム開発プロジェクトから登場した、国産のシングルサインオン製品である日本HPの「HP IceWall SSO」。導入や管理の支援機能をはじめ、同製品の特徴を紹介する。

2012年09月25日 08時00分 公開
[谷崎朋子]

 シングルサインオン(SSO)製品の老舗ベンダーの1つが、日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)である。外資系企業であるにもかかわらず、日本HPのSSO製品は実は“国産”。導入面や性能面でもさまざまな工夫を凝らす。日本HPのSSO製品について、同社でSSO製品を担当する小早川 直樹氏に話を聞いた。

連載:シングルサインオン(SSO)製品紹介


製品の概要

 日本HPが提供するSSO製品は、Webアクセスマネジメント(WAM)製品の「HP IceWall SSO」と、IDフェデレーション製品の「HP IceWall Federation」である(WAM製品とIDフェデレーション製品の違いは「【製品動向】『付せんでID管理』を一掃するシングルサインオン(SSO)」を参照)。以下、それぞれの概要を説明する。

HP IceWall SSO:WAMデファクトの国産製品

写真 日本HPの小早川 直樹氏

 HP IceWall SSOは前述の通り、外資系ベンダーの製品としては珍しく、日本法人が開発したWAM製品だ。「国内における金融系企業のプロジェクトから商品化し、現在は世界で販売している」と小早川氏は説明する。

 HP IceWall SSOは、リバースプロキシ型を主体としたWAM製品だが、エージェント型としても利用可能だ(リバースプロキシ型とエージェント型の違いは「【製品動向】『付せんでID管理』を一掃するシングルサインオン(SSO)」を参照)。

 HP IceWall SSOの構成例を図1に示す。

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