フォーティネットジャパンは、消費電力を抑えつつパフォーマンスを高めた統合脅威管理(UTM)製品を発表。競合他社と比べて安価に導入できることを訴求する。
フォーティネットジャパンは2013年4月18日、ファイアウォールや侵入防止(IPS)機能のパフォーマンスを高めた統合脅威管理(UTM)の新製品4種を販売開始した。各製品とも、同社が独自開発する最新の特定用途向けIC(ASIC)を搭載し、汎用プロセッサと比べて消費電力を抑えた。製品価格も安価に抑え、競合他者からの乗り換えを促す。
シグネチャのマッチング処理などを担うコンテンツプロセッサ「FortiASIC CP8」、ファイアウォールの高速化処理などを担うネットワークプロセッサ「FortiASIC NP4」を搭載する4種のUTM製品をそろえた。CP8とNP4は消費電力の小ささがウリであり、CP8で3.5W、NP4で10Wである。一般的なサーバ用の汎用プロセッサと比べて「10分の1程度に抑えた」(プロダクトマネージメント部部長の伊藤憲治氏)。
発表した4製品の概要は、次の通り。
各製品はパートナー経由で販売する。価格は、保守サポート込みでユーザー数無制限の「H/W+バンドル」の場合、FortiGate-3600Cが1900万8000円、FortiGate-3240Cが1239万6000円、FortiGate-800Cが385万8000円、FortiGate-5001Cが2217万2000円。同等のパフォーマンスを備えた他社製UTM製品と比べた場合、「3分の1から10分の1のコストで導入できる」(伊藤氏)と説明する。
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