デスクトップPCを完璧に管理するために
社内にあるデスクトップPCの数を即答できますか? 重要性を増す管理ツール4選(1/2 ページ)
組織内にあるデスクトップPCの数を正確に把握しなければ、管理することは不可能だ。デスクトップインベントリ管理ツールの基本性能と主要製品を紹介する。
あちこち移動することがないデスクトップPCの監視など簡単なことだと思うかもしれない。しかし、だからといって、デスクトップインベントリ管理ツールなど不要だという結論にはならない。
組織内にどれだけのデスクトップPCがあるか正確に把握していなければ、それらを管理するのは不可能だ。比較的小さな組織であれば、米MicrosoftのOS「Windows」や米AppleのOS「Mac OS X」の限定的なインベントリ管理機能でもデスクトップ管理は行える。しかし、大企業などでは、大量のデスクトップPCを扱えるように設計された自社専用のデスクトップインベントリ管理ツールを利用するところが多い。
デスクトップインベントリ管理の価値、デスクトップ管理の主な機能、市販されている主要製品の特長を理解して、デスクトップPCを完璧に管理しよう。
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デスクトップ管理ツールを選ぶポイントとは
デスクトップインベントリ管理の重要性
デスクトップインベントリ管理を行うことで、ネットワークにある全てのデバイスの完全な一覧表を作成することができる。ひいては管理されていない、あるいは未登録のデスクトップPCを特定するのに役立つ。この一覧表は、各デスクトップPCの物理構成やインストールされているソフトウェアを管理する中央ハブとしても機能する。完璧な資産の一覧表があれば、全てのデバイスに適切にアップデートを適用することも可能になる。
現在使用しているデスクトップPCの正確な台数が分かれば、経営陣はデスクトップPCのライフサイクルを引き延ばすのとタブレットに置き換えるのとでは、どちらが予算的に有利なのかといった判断が可能になる。
セキュリティ問題が発生したとき、どのデバイスにどのようなソフトウェアパッチが適用されているか瞬時に確認できるデスクトップインベントリ管理が機能していれば、緊急対応チームはどのデスクトップPCが脆弱かを容易に判別できるだろう。
さらに、デスクトップPCの完璧な資産の一覧表があれば、ソフトウェアのライセンス管理にも役立つ。必要なライセンスの数を把握することができるので、最適なライセンスモデルを特定できるからだ。
デスクトップ管理の4つの基本機能
デスクトップ管理は、下記の4つの基本機能に分けられる。
- モニタリング
- ソフトウェアデプロイメント(ソフトウェアの展開、配備する機能)
- パッチの適用
- セキュリティ
モニタリングでは、各デスクトップPCのCPU利用率、ディスクI/Oの処理量、メモリ利用率、ネットワークトラフィックを監視する。それらのデータを用いて、それぞれのデスクトップPCで稼働するアプリケーションのパフォーマンス特性の詳細を確認することができる。
ソフトウェアデプロイメントでは、エンドユーザーの権限に変更を加えることができる。これに、ソフトウェアインストーラやインストール前およびインストール後のチェック機能、障害発生時におけるスクリプトロールバックのための各種ツールが含まれることも多い。
パッチの適用は、ソフトウェアの欠陥を修正したり、アプリケーションまたはOSのパフォーマンスを改善したりするためのものだ。パッチを適用する前には、適用しようとするデスクトップPCと同一のシステムでパッチをテストする必要がある。パッチ管理ツールには、デスクトップPCの検出(デスクトップディスカバリ)、パッチへの依存性の診断、リポートするためのツールが含まれる。
モバイルの脅威は広く言いはやされているが、デスクトップPCも実は同様にリスクにさらされている。攻撃者たちはデスクトップファイアウォールのオープンポート、古いマルウェア対策ソフトウェア、脆弱な認証システムなどを狙う。ゼロデイ攻撃やユーザーエラーはセキュリティの混乱をもたらす。デスクトップPCのロックやマルウェア対策ソフトウェアのアップグレード、暗号化ポリシーの強化などデスクトップ管理を武器にそうした脅威と戦うことができる。
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