何十万もの人々が、自身のオンラインIDを保護するために仮想プライベートネットワーク(VPN)サービスを利用している。だが、研究の結果、大半のVPNサービスに情報漏えいの脆弱(ぜいじゃく)性が存在することが明らかになった。
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英ロンドン大学クイーン・メアリー(QMUL:Queen Mary University of London)の研究者によれば、利用者が多い14のVPNプロバイダーを調査したところ、IPv6 leakage(IPv6漏えい)として知られる脆弱性が原因で、11のプロバイダーでユーザーに関する情報が漏えいしていたことが明らかになった。
漏えいした情報は、ユーザーがアクセスしているWebサイトに関する情報から、フォーラムに投稿したコメントのような実際の通信内容までさまざまだ。ただし、暗号化(HTTPS)を行っているWebサイトとのやりとり(金融取引など)は漏えいしていなかった。
インターネット事業者は、IPv4に代わる新しいインターネットプロトコルとしてIPv6の導入を進めているが、現状では多くのVPNがIPv4トラフィックしか保護していない。これが漏えいの原因となっている。
研究は、攻撃者が使用する手口を再現したWi-Fiアクセスポイントを用意し、そのアクセスポイントにさまざまな端末を接続して行われた。
研究者は、ユーザーデータを入手するために2種類の攻撃を試みた。
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