SAPユーザーが思い悩む「SAP S/4HANA」への移行時期、リアルタイム処理をいつ手にする?別れるユーザーの判断(1/2 ページ)

ユーザーやアナリストの多くは、インメモリデータベースを求めて「SAP S/4HANA」への移行は避けられないと考えている。だが、移行がなかなか進まない企業も少なくない。その理由とは。

2016年04月26日 15時00分 公開
[Jim O'DonnellTechTarget]
SAP Business Suite 4 SAP HANAの公式Webページ《クリックで拡大》

 多くのSAPユーザーはロードマップを手にして旅に出ている。目指すはSAPの「SAP Business Suite 4 SAP HANA」(S/4HANA)だ。メモリにデータを配置して処理する「インメモリデータベース」を目指す旅が簡単なものになると考えるユーザーはほとんどいないだろう。

 多くのユーザーやアナリストは、SAPの「SAP ERP」システムをS/4HANAにアップグレードすることは免れないと考えている。だが、具体的なプロジェクトにはまだ乗り出していない。ほぼ全てのITプロジェクトに共通することだが、計画がなかなか進まない理由はたくさんある。技術面やビジネスプロセスの問題、経済的な理由までさまざまだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...