長らくオフィススイート市場のデファクトスタンダードであり続けている「Microsoft Office」。2011年に登場したSaaS版は、以前からのパッケージ版と何が違うのだろうか。
長らくオフィススイート市場は、Microsoftの「Microsoft Office」がデファクトスタンダードとなってきた。その勢力図がクラウドによって大きく変わろうとしている。本連載の第2回ではMicrosoft Officeの製品の違いという観点で、パッケージ版のMicrosoft OfficeとSaaS(Software as a Service)版のMicrosoft Officeの違いを中心に解説する。
本連載の第1回「世の中は『Microsoft Office』だけではない クラウドで変わるオフィススイート勢力図」で解説した通り、現在でもオフィススイート分野でMicrosoft Officeのシェアは大きい。
パッケージ版とSaaS版の違いを説明する前に、あらためて、Microsoft Officeの歴史を振り返っていこう。
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