企業にとってモバイルセキュリティの弱点の1つはユーザーだ。2016年8月に判明した「iOS」の脆弱性はそれを如実に表すものだった。
2016年8月、Appleは「iOS」に重大な脆弱(ぜいじゃく)性があることを発見し、すぐにこの問題を修正するための「iOS 9.3.5」をリリースした。攻撃者がこの脆弱性を悪用してメールでリンクを送り付け、受け取ったユーザーがそのリンクをクリックするとマルウェアが端末にインストールされてしまう。
この欠陥は、企業のモバイルセキュリティにおいてエンドユーザーが大きな脅威になることを示している。エンドユーザーにモバイル端末の安全性確保を教育することが肝要だと専門家は話す。「電子メールのフィッシングなど『ソーシャル偽装』の形で仕掛けられる攻撃が多い」と話すのは、AppleリセラーのTSPの創業者でCTO(最高技術責任者)のマイケル・オー氏だ。
「無頓着なユーザーは最大の脅威だ。企業のIT部門は、iOSやAppleの『Mac』も安全とは限らないことをエンドユーザーに教育しなければならない」(オー氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。
なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...
業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...