アンチウイルスソフトウェアは、容易にバイパスされてしまう。マルウェアを検知するためには、それ以外の手段を講じる必要がある。
サイバーセキュリティの分野で、マルウェアはこのところ最優先課題の1つとなっている。セキュリティ企業の(ISC)2が実施した調査「2015 Global Information Security Workforce Study」(グローバルな情報セキュリティに特化した調査2015年版)では、これを重大な脅威として挙げた回答者が71%にも上った。
今のところ、この傾向は収まる気配が全くない。特に昨今のマルウェアは、動作がますます洗練されて検出が困難になっている。
つまりセキュリティの現実として、通り一遍のアプローチでは太刀打ちできなくなった。昨今のサイバー攻撃からシステムを守るには、多面的なアプローチを取る必要がある。1つの対策を実行すれば万全だと安心するわなにはまらないようにすることだ。
アンチウイルスソフトウェアは、容易にバイパスされてしまう。つまりわれわれは、徹底的な防御とモニタリングの戦略を打ち出さなければならない。
そこで、捕捉の難しいマルウェアに対抗して自社システムを守るのに役立つステップを以下に挙げる。
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