2017年1月、FacebookがFIDO AllianceのU2F標準に対応したことが話題になった。毎日60万件のセキュリティ侵害が発生しているというFacebookは、これにより安全に近づくのだろうか。
Facebookは約17億9千万ユーザーのログインセキュリティをアップグレードした。「FIDO U2Fセキュリティキー」を自社のソーシャルプラットフォームに統合し、「フィッシングされない」保護を実現した。
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FIDO(Fast Identity Online) Allianceが策定したユニバーサル2要素認証(U2F)標準は、FIDO準拠の認証ツール(USBキーなど)を使って、パスワードベースのシステムに2要素認証を追加する。
Facebookによると、この形式の2要素認証があれば、全てのユーザーはフィッシングや乗っ取りを事実上受けなくなるという。
この認証方式でログインするには、FIDO U2Fセキュリティキーをタップしてからパスワードを入力する。このU2FセキュリティキーはAmazonやYubicoで入手できる。
Facebookのセキュリティチームの推定では、Facebookへのログインは1日当たり10億回以上あり、そのうち0.06%(60万件)のセキュリティが侵害されているという。
U2Fセキュリティキーを使用すれば、ログインのフィッシングは事実上なくなる。それは、ユーザーが所有するPCを使って自身のアカウントへアクセスしていることを、ハードウェアによって暗号証明するためだ。
セキュリティの専門家は、ログインセキュリティの強化を長い間主張してきたが、これを実現するのが2要素認証方式だ。とはいえ、最近の脅威は威力を増し、モバイルプッシュアプリやSMSベースの認証では、最新の高度フィッシングや中間者攻撃から十分保護できないことを示している。
U2Fセキュリティキーを使用するFacebookユーザーは、
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