2013年06月19日 08時00分 UPDATE
特集/連載

クラウドファースト時代に考えるITインフラ選定のツボ【後編】自社に適したインフラはどれ? 4種類のクラウドを比較

多様なITインフラ形態が存在する中で、どれを選べばいいのか。後編では、パブリッククラウドやプライベートクラウドを比較する。

[加藤 章,ISIDビジネスコンサルティング]

 本稿では、クラウドよりも広く「ITインフラ」全般を捉え、それらの特徴を比較する。ここでいうITインフラは、「サーバ」と「サーバ設置場所」を併せた概念とご理解いただきたい。

 今回は、前編「オンプレミス、ホスティング……従来型インフラのメリット/デメリットをおさらい」に続く後編である。念のため、このシリーズで取り上げているITインフラの類型について下記に列挙する。前編と併せて読んでいただければ幸いである。

前編 1.従来型オンプレミス
2.ハウジング
3.ホスティング
後編 4.プライベートクラウド(オンプレミス型)
5.プライベートクラウド(ホスティング型)
6.プライベートクラウド(パブリッククラウド型)
7.パブリッククラウド

 また、比較のポイントとして、次の項目を考えることとする。

  項目 意味
a サーバの所有権 ハードウェア(サーバ類)の所有権。自社/他社で区別する
b 場所の所有権 ハードウェアの設置場所が「誰の土地か」という点。自社/他社で区別する
c 安全性のコスト セキュリティ、可用性、災害対策などの点をコスト面から評価する。絶対的コストの算出は困難なので、本稿内では相対評価とする
d リソース伸縮のコスト リソース(仮想サーバ含む)の追加(増設)および縮退(廃棄)のコストを比較する。本稿内では相対的に高い/低いで表す
e 障害コントロール 障害が発生した場合に、利用者側が事態をどこまで把握できるかを考える。本稿内では相対評価とする

 その上で、1〜7を一覧表にすると以下のようになる。

tt_aa_infra.jpg 《クリックで拡大》

 では、上記4〜7について見ていこう。

4.プライベートクラウド(オンプレミス型)

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