2017年10月24日 05時00分 公開
特集/連載

0.5歩先の未来を作る医療IT「診療所探しは検索サイトで」な時代の診療所経営に必要なIT

新規開業する診療所にとって重要な課題が「多くの患者に診療所の存在を知ってもらい、来院してもらえること」、つまり「集患」です。診療所経営において、マーケティングにITを活用するポイントとは?

[大西大輔,MICTコンサルティング]

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このコラムについて

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医療機関のIT化は他の業界に比べて5〜10年は遅れているといわれます。また、医療現場でIT製品を導入する際、スタッフから不安の声が上がるなど、多かれ少なかれ障害が発生します。なぜ、医療現場にITが浸透しないのか。その理由を探るとともに、解決策を考えていきます。


 新規に開業する診療所にとって最も重要なテーマは「多くの患者に診療所の存在を知ってもらい、来院してもらえること」、すなわち「集患」です。これは、診療所が開業してから一定の軌道に乗る(安定患者数を確保できる)までは常に意識するテーマです。

「立地」が最も重要であった時代

 集患に大切な要素を考える「4P」というキーワードがあります。次の要素の頭文字を取った言葉です。

  • 価格(Price)
  • サービス(Product)
  • 立地(Place)
  • 販促活動(Promotion)

 「価格」については、診療所という業種は(医療保険であれば)一律であるために差別化が難しく、「サービス」も医療の質や患者への配慮など、受診してみなければ分からない面があります。そのため改善の余地があり、かつ改善による効果が比較的見込みやすいのは「立地」と「販促活動」になります。

 かつては、立地が良く周囲に競合(同じ診療科)がなければ、あまり販促を気にせずとも患者は集まりました。そのような時代は、駅前の立地や、たとえ郊外でも目立つ立地を開業地として選び、大きな案内看板を立てて誘導するという戦略が主流でした。今ほどマーケティングを意識しなくてもよい時代だったのかもしれません。

「インターネット」の検索エンジン対策(SEO)が重要な時代に

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