「病院の予約もチャットボットにおまかせ」な時代は本当に来るのか病院システムのなかで、botが得意な業務とは?

医療機関において、予約調整、医療費請求、決済処理といった管理業務に医療用の「bot」を使うことで、さまざまな場面で業務負担が減り、人員のリソースを節約できるかもしれない。

2016年06月03日 12時00分 公開
[Reda ChouffaniTechTarget]
りんな 一般ユーザーに広く知られているチャットボットの1つ、日本マイクロソフトの“女子高生AI”「りんな」(画像は日本マイクロソフトのWebサイトより)《クリックで拡大》

 ここ数年の間に医療業界では多くの新しい技術革新が現れては消えて行った。だがそうしたトレンドのうち、成熟して医療機関の間で広く普及するに至ったものは、一握りにすぎない。新たな展開として、「bot」(ボット。チャットボットとも呼ばれる)が医療機関の注目を集めつつあり、単なる一過性のトレンドを越えた存在になろうとしている。

 botとは、WebサイトやSMS(ショートメッセージサービス)などの手段を通じてテキストでエンドユーザーと通信し、ユーザーにサービスを提供できるインテリジェンスシステムのことだ。医療用botが医療業務ワークフローの一部として定着するためには、医療用botがユーザーにどのような価値を提供できるかを定義する必要がある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...