「モバイルセキュリティ」徹底比較 選び方、お薦め製品は?

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、モバイルセキュリティに関する比較の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

モバイルセキュリティとは? リスクや対策を解説

 「モバイルセキュリティ」は、スマートフォンやタブレット、ノートPCなどの持ち運び可能なモバイルデバイスと、その接続先のシステムを脆弱(ぜいじゃく)性やそれを突く脅威から保護することを指す。(続きはページの末尾にあります)

モバイルセキュリティ関連の比較

清水建設は全社スマホ導入で直面した端末管理の限界をどう乗り越えたのか

全社的に「Android」スマートフォンの導入を進めている清水建設は、それまで利用していたモバイルセキュリティ製品から「moconavi」へ切り替えた。どこに課題を感じ、何を重視して切り替え先を選んだのか。

(2019/8/27)

モバイル脅威防御(MTD)ツール、優れた製品とダメな製品の見分け方

IT担当者は、モバイル機器を狙った脅威に対する防御ツールの使用を検討する必要がある。正しいツールを選べば、マルウェアを防ぎ、コンプライアンスの問題点を見つけて、シャドーITを明らかにできる。

(2019/3/13)

モバイルセキュリティを危険にする「MDM」「EMM」「UEM」依存

厳密さが求められるセキュリティ対策の中で、うやむやにされがちなのがモバイルセキュリティだ。実害を招くことがないよう、モバイルセキュリティを適切に強化する手法を考える。

(2018/6/18)

「Chromebook」でAndroidアプリが使えることを素直に喜べない人々

2017年以降に発売される「Chromebook」の全モデルでAndroidアプリを使えるようにする――。Googleのこの判断は、Chromebookのユーザー企業にとっては必ずしも歓迎できるものではないようだ。

(2017/8/2)

スマホで使いたいのはやっぱりネイティブアプリ、「モバイルの常識」はどう変化?

モバイルアプリ導入において、セキュリティに劣らず重要なのがユーザーエクスペリエンスだ。モバイルデバイス管理(MDM)はまだ消滅しない。ApperianのCEO、ブライアン・デイ氏に話を聞いた。

(2016/4/1)

「Androidなんて仕事で使えない」といえない時代が来た

IT部門は「Android」を敬遠してきた。オープンソースのOSは多くのリスクにさらされているからだ。しかし、時代は彼らにAndroidの受け入れを迫っている。Googleの管理機能に彼らは納得できるだろうか。

(2015/10/24)

誰もが一度は思った「iPhoneでAndroidアプリを使いたい」、実は可能に

データセンターで稼働するAndroidアプリを手元の端末で操作可能にする「仮想モバイルインフラ(VMI)」。モバイルアプリ管理の在り方を根本から変える可能性がある一方、課題も少なくない。

(2015/8/21)

情報ダダ漏れのスマホ、タブレットを何とかせよ

モバイル化、BYODの普及で今や社内のセキュリティは決壊寸前。IT担当者の目の届かないところで進むシャドーITの問題も深刻だ。今そこにある危機にどう立ち向かえばいいのか?

(2014/6/26)

端末管理だけでは無理、モバイル利用で忘れてはならない教訓

モバイル業務を実現する機能が普及したことで、セキュリティの脅威があらゆる場所に存在する今、管理者は物理的な端末の管理以外にも気を配る必要がある。

(2013/8/22)

私物スマートフォン導入の壁、Jailbreakやroot化をどう防ぐか

個人所有のスマートフォンを業務利用させる際、課題となるのがJailbreakやroot化された端末の存在だ。シマンテックは対策の第一歩として、端末の利用実態の見える化が重要だと指摘する。

(2011/11/18)

Android端末のリスク対策は段階的導入が現実的

スマートフォンのセキュリティリスクで例に挙げられることの多いAndroid。リスクを理解し整理することで、企業ユースに適した端末導入を実現できる。Androidのリスクと対策について、エフセキュアに現状を聞く。

(2011/9/26)

私物スマートフォンの業務利用はモバイル端末管理が鍵に?

スマートフォン狙いのマルウェアはまだ少ない。そんな今が一歩先んじた対策を整える絶好のチャンスだ。コンシューマライゼーションを成功へと導くモバイル端末管理について、その考えや将来像をマカフィーに聞いた。

(2011/8/15)

予算内でスマートフォンのセキュリティを高める3つの対策

SMBもスマートフォンのセキュリティ問題を無視することはもはやできない。最小限のコストで最大限の効果を挙げるにはどうしたらいいのか。

(2009/5/19)

モバイルワーカーのSkype利用は是か非か

企業は、モバイルワーカーがSkypeを使用するのを許可あるいは推奨すべきなのだろうか。幾つかのシナリオを検討してみよう。

(2007/4/2)

モバイルデバイスを安全に使うための「モバイルセキュリティ」

 従業員が社外に持ち出したモバイルデバイスから企業ネットワークに接続する際、モバイルセキュリティは特に重要になる。モバイルデバイスの数が増えたり、その使用方法が多様化したりすると、モバイルセキュリティの確保は難しくなる。モバイルデバイスで扱うデータが増えるほど、攻撃者にとって標的としてのモバイルデバイスの“うまみ”が増す。マルウェアを使ってモバイルデバイスに侵入すれば、モバイルデバイスが接続する社内システムへの侵入も狙えるからだ。

 モバイルセキュリティ対策を十分にしなければ、データ漏えいなどのリスクが高まる。企業のIT部門は、モバイルデバイスの利用ポリシーを設定し、従業員にその利用ポリシーを守ってもらわなければならない。モバイルデバイスのセキュリティ対策がおろそかになると、従業員や顧客の個人データ、社内の機密データが流出しやすくなる。例えば従業員がタブレットやスマートフォンをタクシーやレストランに置き忘れた場合、こうしたデータが危険にさらされる。

 アプリケーションのセキュリティ対策にも注意する必要がある。避けるべき問題の一つが、要求する権限が多いアプリケーションの利用だ。こうしたアプリケーションは、モバイルデバイスが保持するさまざまなデータを参照できる可能性がある。取引先企業の連絡先やカレンダーの内容、従業員の居場所などの外部流出につながれば、企業が不利益を被ることになる。

主なモバイルセキュリティ対策

 デスクトップPCやサーバなどのセキュリティ確保と同様に、モバイルセキュリティの確保には複数の対策を講じるのが一般的だ。主なモバイルセキュリティ対策を説明する。

モバイルデバイス自体のセキュリティ対策

 モバイルデバイスやアプリケーションをパスワードでロックしたり、生体認証を設定したりするのは、基本的なモバイルセキュリティ対策だ。「MDM」(モバイルデバイス管理)ソフトウェアを使えば、モバイルデバイスへのセキュリティパッチの一括適用や使用しているモバイルOSのバージョンチェック、データのリモートワイプ(遠隔消去)が可能になる。例えば従業員がモバイルデバイスを紛失した場合は、リモートワイプがデータ保護に役立つ。

従業員のセキュリティ意識を高める

 従業員には、モバイルデバイスを利用する際に公衆無線LANへの接続を避けたり、企業システムに接続するときにVPN(仮想プライベートネットワーク)に接続したりすることを習慣化してもらうとよい。IT担当者は、データを盗むことを目的としたマルウェアなどの脅威を従業員に教えて、従業員のセキュリティ意識を啓発できる。