2019年08月27日 05時00分 公開
特集/連載

清水建設は全社スマホ導入で直面した端末管理の限界をどう乗り越えたのか安全・便利に業務データやツールを利用

全社的に「Android」スマートフォンの導入を進めている清水建設は、それまで利用していたモバイルセキュリティ製品から「moconavi」へ切り替えた。どこに課題を感じ、何を重視して切り替え先を選んだのか。

[大久保 心織,TechTargetジャパン]

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 清水建設は、モバイル端末のセキュリティ対策としてレコモットのセキュアコンテナ製品「moconavi」を導入した。固定電話から「Android」搭載スマートフォンへの移行を全社的に進める上で、モバイル端末管理体制を強化する必要があったことが背景にある。moconaviの利用により、インターネットなどの社外ネットワークからモバイル端末を利用して、社内ファイルサーバやイントラネットなどにセキュアにアクセスできる環境を構築した。

ユーザー数の増加に伴う運用面の課題

 2018年1月から、清水建設はPBX(構内交換機)の更新に伴う電話システムの刷新プロジェクトに取り組んでいる。従来の固定電話を撤去し、会社から支給する電話端末をAndroid搭載スマートフォンにして、内線電話端末化するプロジェクトだ。

 上記プロジェクトの発足時、清水建設はすでに一部の従業員が業務用途でモバイル端末を利用していた。業務でモバイル端末を必要とする従業員が、任意で利用申請して端末を借りる運用形態だ。BYOD(私物端末の業務利用)も合わせると5000人以上がモバイル端末を利用していたという。

 清水建設はモバイル端末の運用に際して、Webサイトの安全な閲覧や社外からの業務アプリケーション利用をWebブラウザで実現する「セキュアブラウザ」製品を使用し、モバイル端末のセキュリティ対策を実施していた。それにより、モバイル端末ユーザーが外出先や自宅からメールやファイルサーバを利用できる環境を提供していた。

 社内の電話システムを更新し、全社的にモバイル端末を配布する上で、この運用体制に問題が生じた。

大規模利用時の安定稼働への懸念が移行のきっかけに

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