「Microsoft Excel」は、Microsoftが提供する表計算ソフトウェアで、同社のオフィススイート「Microsoft Office」を構成する製品の一つだ。Excelを使えば、スプレッドシートのデータの書式設定や整理、計算が可能になる。(続きはページの末尾にあります)
「情報系システム」「CX」に関するTechTargetジャパンのブックレットのうち、2023年に新規会員の関心を集めたものは何だったのでしょうか。ランキングで紹介します。
「XMATCH」は「MATCH」の強化版として「Excel 2021」で登場しました。XMATCHとMATCHは、何が違うのでしょうか。XMATCHの強化点を比較表で確認します。
便利であるにもかかわらず、あまり知られていない「Microsoft Excel」の関数が「LARGE」だ。「MAX」「MIN」といった類似関数とLARGEは何が違うのか。LARGEの便利な使い方とは。
「Excel」で関数を使わずにデータ分析をしたい場合は、「ピボットテーブル」機能を使う手がある。初心者にとってはとっつきにくい、ピボットテーブルの使い方をおさらいしよう。
「Excel」の関数「LARGE」を使う際、他のExcel関数を併用することがよくある。代表的な関数と、それらの使い方をおさらいしよう。
「上位3位」「上位5位」といった特定の大きさの数値を見つけたい場合に、「Excel」の関数「LARGE」が活躍する。ただし適切に利用しないと、エラーが生じることがある。回避するこつは。
「Excel」の関数「LARGE」を使う際に「ヘルパー列」を組み合わせると、数式を単純化できることがある。そもそもヘルパー列とは何なのか。使用のこつは。
便利であるにもかかわらず、あまり知られていないExcelの関数が「LARGE」だ。よく似た関数「MAX」「MIN」とは何が違うのか。LARGEの特徴と、基本的な使い方を解説する。
「Excel 2021」には注目すべき新関数「XLOOKUP」があります。XLOOKUPを理解するには、同様の役割を担う既存関数「VLOOKUP」の知識が役立ちます。VLOOKUPの基本事項をおさらいしましょう。
「Microsoft Excel」は「Power BI」との連携強化により複雑なデータを扱いやすくなった。ただし専門家はデータガバナンスについて懸念を示す。どのような問題が潜んでいるのか。Microsoftの見解は。
「Excel職人に任せれば、細かい指示をしなくても、いいツールを作ってくれる」という状態はうれしいものですが、属人化の問題もあります。依頼側が適切な要件定義をするには、どうすればよいのでしょうか。
古いExcelマクロが「先祖代々受け継がれた」と呼ばれるほど愛用され続けるケースがあります。しかしマクロの不具合をメンテナンスできないまま、現場の手作業でカバーすることには大きなリスクを伴います。
「Microsoft Excel」は人事管理システムなど業務用アプリケーションの代替にはなれなくても、いざというときに役に立つ、無視できない利点がたくさんある。
一般的に、ITツール導入に期待する効果は「コスト削減」「付加価値」「新技術への追随」でしょう。しかし、脱Excelを目的に何らかのシステム導入を検討しようとする際には、別のアプローチが必要かもしれません。
「Microsoft Excel」のマクロには、ダイアログを表示して入力しやすくする「ユーザーフォーム」があります。ただしこの機能を使う必要が本当にあるのか、マクロが得意な人ほど考えてみる必要がありそうです。
“脱Excel”を目指してBIツールに乗り換えようと、いざ検討を始めたものの、「Excelならではの便利な機能」をついBIツールに求めてしまう――こんな悩みを解決するには、どうすればいいのでしょうか。
ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの導入を推進しようというときに、Microsoft Excelが思わぬ障害になることがあります。中堅・中小企業にありがちな“脱Excel”の課題とは?
Excelの画面には升目が並んでおり、行と列に編成されている。この一つ一つの升目を「セル」と呼び、エンドユーザーはこのセルにデータを配置する。書式設定した複数のセルを使用することで、データの整理や操作を実行できる。
Microsoftの「Windows」やAppleの「macOS」「iOS」、Googleの「Android」などのOSで、Excelを実行可能だ。Microsoft Officeのパッケージ版やサブスクリプション版の「Office 365」を購入すると、Excelが利用できるようになる。ExcelはMicrosoft Officeを構成する他のアプリケーションとの連携機能を搭載している。
Excelはビジネスインテリジェンス(BI)や人事管理、業務管理、実績報告などに使用できる。エンドユーザーはグラフ作成機能やピボットテーブル、数式を使ってスプレッドシートのデータを整理することが可能だ。Microsoftが提供する「Visual Basic for Applications」というプログラミング言語も利用できる。
Microsoftが1982年に発売した「Microsoft Multiplan」が、Excelの前身だ。当時、競合の表計算ソフトウェアは幾つかあり、Lotus Developmentの「Lotus 1-2-3」はその一つだった。Lotus 1-2-3はセル名とマクロをいち早く導入した表計算ソフトウェアだ。Multiplanはグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)を採用し、エンドユーザーがマウスを使ってポイントやクリックをできるようにして、データの操作や処理、表示を容易にしたことが大きな特徴だった。
Microsoftは1985年、macOS向けにExcelの初版を発売した。当初、MicrosoftのOS「MS-DOS」(Microsoft Disk Operating System)のエンドユーザー間では、Lotus 1-2-3が人気を博していた。
1987年に、MicrosoftはExcelのバージョン2.0を発売した。この新しいバージョンは、Windowsでも利用できるようになり、Lotus 1-2-3をはじめとしたその他の表計算ソフトウェアよりも販売数を伸ばし始めた。1994年発売のExcelバージョン5.0で、Visual Basic for Applicationsのマクロが利用できるようになり、繰り返し実行する作業を自動化することが可能になった。
Excelは今や、広く普及しているビジネスアプリケーションの一つとなった。「Microsoft Word」「Microsoft Outlook」「Microsoft PowerPoint」といった他のOfficeアプリケーションと組み合わせて使用されることもある。Microsoftは定期的に、Excelの新機能を更新している。
さまざまな企業がExcelを利用している。ただし他の表計算ソフトウェアも人気を集めているため、競争は過熱している。Googleの「Google スプレッドシート」は、Excelの競合製品の一つだ。