2016年11月15日 09時00分 公開
特集/連載

中堅・中小企業のための“脱Excel”ロードマップ【第1回】なぜ「脱Excel」は必要か――頼もしいExcel職人の“光と影” (1/2)

ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの導入を推進しようというときに、Microsoft Excelが思わぬ障害になることがあります。中堅・中小企業にありがちな“脱Excel”の課題とは?

[村山 聡,著]

 「Microsoft Excel」(以下、Excel)は、ビジネスにおいてなくてはならないソフトウェアとして、あらゆるビジネスシーンで長年広く利用されています。一方で、Excelがあまりにも普及してしまったことによる“副作用”が少なからず見られます。

 ビッグデータブーム以降、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールがデータ分析ツールとして再び注目を集めました。しかし、いざ導入しようとすると現場の反対を受け、思うように導入が進まないといった問題も見受けられるようになりました。この問題の背景にも“Excel依存”があると考えられます。

 「なぜ、ビジネスの現場でExcelの利用がやめられないのか」――本連載では、その理由を検証し、どのようなプロセスでBIツールの導入を進めていくべきかについて解説していきます。

Excelは現場にとって万能過ぎる

 エンドユーザーコンピューティング(EUC)が提唱され、オフィスにおいて1人1台PCが支給され始めた時代においては、Excelは現場の主役でした。しかし現在ではクラウドサービスの普及により、基幹システム以外のさまざまな業務システムについても、安価に利用できる環境が整備されつつあります。Excelを使わなくてもできる業務はかなりの範囲に渡っているはずです。

 ところが現場では、業務システムの利用を補完するための新たなExcel業務が生み出されることがあります。Excelから業務システムへの移行に、現場が強く反対し、なかなか導入が進まないといった状況が起こることも決して珍しいことではありません。なぜ、このような状況が起きてしまうのでしょうか。

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news125.jpg

エコ活動・SDGsへの意識 「フードロス」「廃プラスチック」に高い関心――CCC調査
エコ・環境問題への関心や関連トピックスへの認知度などを調査しています。

news115.jpg

国内アフィリエイト市場、仮想通貨やロボアドバイザー関連商材の成長で金融分野が拡大――矢野経済研究所調べ
矢野経済研究所の調査によると2019年度の国内アフィリエイト市場規模は前年度比8.7%増で...

news040.jpg

アノニマスリードへの対応からインサイドセールスまで、MAツールを使った体制を構築――ONE COMPATH
20〜40代女性を中心に利用されている国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!」を運営す...