ラックなど3社、Web上で行える「自治体セキュリティ診断プログラム」無償提供NEWS

ラック、自治体ドットコム、マイクロソフトの3社が、Web上でセキュリティ対策状況を診断できるサービス「自治体セキュリティ診断プログラム」を、無償で提供開始した。

2007年05月21日 19時42分 公開
[TechTarget]

 ラック、自治体ドットコム、マイクロソフトの3社は5月21日、全国の自治体を対象にWeb上でセキュリティ対策状況を診断できるサービス「自治体セキュリティ診断プログラム」を、同日より無償で提供開始したと発表した。本サービスは、各自治体におけるセキュリティ対策状況を診断し、情報漏えいやデータの改ざん・紛失、ウイルス感染などによる業務の停止といったリスクを防ぐことを目的に提供されるもの。「セキュリティに対する意識調査」と「PCの実機診断」で構成されるWeb形式のASPサービスとなっており、5段階評価の診断結果と問題点への対策ポイントをレポートとして受け取り、セキュリティの向上に役立てることができるという。

 「地域総合ポータルサイト」を目指す自治体ドットコムは、サービスの登録ページを同サイト上に設置し、診断プログラムへの参加を全国の自治体に広く告知する。ラックは、これまでのセキュリティコンサルティングのノウハウを生かし、診断サービスの提供ならびに診断結果レポートの作成を行う。マイクロソフトは、診断プログラムの全体的な設計、開発を行うとともに、セキュリティ対策のポイントを提示する。

 各自治体の職員が、ガイドラインなどを参考にした全37項目の「セキュリティに対する意識調査」に回答することによって、物理的、人的、技術的および運用面でのセキュリティ対策に関する評価が行われる。また、職員が意識調査アンケートに回答している間に、自動診断ツールを使って「PCの実機診断」が行われ、サービスパックがWindowsやInternet Explorerに適用されているか、また情報漏えいリスクのあるソフトウェアが職員のPCにインストールされていないかなどが、PC1台ごとに測定される。

TechTargetジャパンへのご登録はお済みですか?

会員登録を行うことで、300点以上の技術資料がそろったホワイトペーパーや興味・関心分野ごとに情報を配信するメールマガジン、さらにITmediaや@ITの特集記事がPDFでまとまって読める電子ブックレットなど、各種サービスを無料で利用できます。会員登録(無料)はこちらから


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

新着ホワイトペーパー

製品資料 フォーティネットジャパン合同会社

限界を迎える従来型境界防御、今求められる先進的な検知と対応能力とは

従来型境界防御が限界を迎え、企業は新たなサイバーセキュリティの課題に直面している。今日の高度な脅威に対抗するためのセキュリティアプローチとして、ZTNA、EDR、XDRの統合による包括的保護の実現方法について解説する。

技術文書・技術解説 アイティメディア広告企画

「AIエージェント時代」にセキュリティはどう進化する?

「AIエージェント」をはじめとする人工知能(AI)技術を、脅威の検出や分析に利用する動きが広がりつつある。AI技術がセキュリティ分野にもたらす可能性と、その効果を最大限引き出すために留意すべき課題について整理する。

技術文書・技術解説 アイティメディア広告企画

「乱立するセキュリティツール」を統合しても悩みが尽きない理由とは?

セキュリティ運用の複雑化を防ぐために、乱立するセキュリティツールの統合に取り組む企業が増えている。しかし、ただ統合するだけでは必ずしも問題の解決にはつながらない。“賢い統合”を実現するためのポイントとは。

技術文書・技術解説 アイティメディア広告企画

「SIEM」と「SOAR」――何がどう違うのか、どちらを選ぶべきか

SIEMとSOARは、企業のセキュリティ運用を支える中核的なツールだ。両ツールの目的や機能、メリットは大きく異なるが、十分に理解している人は少ない。それぞれの特徴を整理し、自社に最適な選び方を分かりやすく解説する。

技術文書・技術解説 アイティメディア広告企画

いまさら聞けない「EDR」と「SIEM」の違い 結局どちらを選ぶべき?

「EDR」と「SIEM」はどちらも企業のセキュリティを強化するための重要なツールだが、それぞれ担う役割や得られるメリットは大きく異なる。両者の違いや併用の可能性について触れつつ、最適なセキュリティ体制を構築するヒントを探る。

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...