PCを再起動するだけですべての変更内容を破棄し、システム構成の設定を復元できる。ウイルス感染や悪意のある改ざんなどを防ぎ、共有端末の情報漏えい対策ツールとしても活用可能。
ネットジャパンは11月7日、不正変更防止/情報漏えい防止ツール「Baseline Shield 8」(以下、Baseline Shield)を同日から出荷開始すると発表した。
Baseline Shieldは、バックアップ作業や復元作業を一切必要とせずにシステムリカバリを実現するソフトウェア。OSを再起動するだけですべての変更内容を破棄し、システム構成の設定を元の状態(ベースライン)に戻すことができ、ウイルス/スパイウェアの感染やプログラムの不具合、ユーザーによる悪意のある改ざんなどの不正な変更からPCを保護する。
また、再起動することで不正なプログラムを除去できるため、PCに常駐してキーの入力情報を盗むキーロガーへの対策といった、不特定多数が使用する共有端末における個人情報漏えい防止ツールとしても活用できる。
Baseline Shieldは、セットアップ設定ウィザードを利用して容易に導入できる。ベースラインの更新や保護対象ドライブの選択、復元スケジュールの変更なども柔軟に行えるほか、復元を一時的に無効にしてシステムやソフトウェアを更新することが可能。付属のリモート管理コンソールによってネットワーク経由での一括管理もできる。
動作環境として、OSはWindows Vista、Windows XP Professional/Home Edition、Windows 2000 Professional、メモリはVistaが512Mバイト以上、Windows XP Professional/Home Editionが128Mバイト以上、Windows 2000 Professionalが64Mバイト以上、HDD容量は1Gバイト以上を推奨している。
Baseline Shieldには一般向けと教育機関向けのアカデミック版も用意されている。1ライセンス当たりの販売価格(税別)は、以下の通り(初年度の年間サポートサービスを含む)。メディアキットは別売りで3000円(税別)。
ネットジャパンではインターネットカフェやホテル、図書館、学校や企業の研修室、展示会場などを対象に年間1億円の販売を見込んでいる。
ライセンス数 | 一般向け | アカデミック版 |
---|---|---|
5 ~ 25 | 6200円 | 4820円 |
26 ~ 49 | 5580円 | 4470円 |
50 ~ 99 | 5030円 | 4020円 |
100 ~ 249 | 4520円 | 3620円 |
250 ~ 499 | 4070円 | 3260円 |
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