両社の技術・製品を連携させ、機密情報の無断持ち出しを防止するDLPソリューションを2008年度内をめどに開発する。
クリアスウィフトと日立ソフトウェアエンジニアリング(以下、日立ソフト)は、11月14日、DLP(Data Loss Prevention)分野における新製品の共同開発に合意したと発表した。
両社はこれまで、日立ソフトのメール暗号化製品「秘文AE MailGuard」とクリアスウィフトのメールフィルタリング製品「MIMEsweeper」を連携させた電子メールの情報漏えい防止ソリューションを提供してきた。
今回、新たにDLP市場をターゲットにした製品を共同開発する。クリアスウィフトのコンテンツフィルタリング技術と日立ソフトの暗号化・持ち出し制御技術などを組み合せたソリューションを提供する。
DLPとは、組織内の情報を機密情報と非機密情報に区別し、機密情報の記憶媒体へのコピー、印刷やメール送信などを監視・制御することで、許可なく外部に持ち出されることを防止するソリューション。ユーザーのアクセス制御によって情報漏えいを防止する従来型のセキュリティ対策と比べて、より強力な持ち出し制御を実現できる。
共同開発される製品は、両社の既存のセキュリティ製品との連携も可能にする。両社は2008年度内に完成を目指し、日立ソフトの製品として販売する計画。また、製品開発において技術連携を強化するとともに、両社の顧客の要望に柔軟に対応した情報漏えい対策のトータルソリューションとして積極的に展開するという。
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