暗号化ソフト「FENCE」が機能強化。USBメモリやメール添付でのデータ持ち出し時に、暗号化された状態でのデータ編集を可能にする機能が追加された。
富士通ビー・エス・シーは、9月4日より同社の情報漏えい対策ソフト「FENCE」に、データ持ち出し時のセキュリティレベルを向上させる機能「FENCE ブリーフケース機能」(以下、ブリーフケース)を追加した。AES(Advanced Encryption Standard)で暗号化した機密データをUSBメモリなどで持ち出し、暗号化された状態のまま編集できる。
ブリーフケースは、同社の暗号化ソフト「FENCE-Pro」およびメール暗号化ソフト「FENCE-Mail for Gateway」向けのデータ暗号化ツール。データをUSBメモリやメール添付で持ち出しても、暗号化を保持した状態で扱えるため、情報セキュリティを守れるのが特徴。データを持ち出す際、対象ファイルをブリーフケースにドラッグ&ドロップでコピーすると一括して暗号化され、持ち出し先のPCでも暗号化された状態で閲覧・更新ができる。従来は、暗号化ファイルを閲覧・更新する場合、ファイルをいったん復号して平文に戻す必要があり、持ち出し先で情報漏えいするリスクがあった。
ブリーフケースで暗号化されたデータを閲覧・更新するには、専用の復号ツールを別途利用する必要がある。なお、ブリーフケース内のファイルを削除したり追加したりすることはできない。
ブリーフケースは、FENCE各製品に標準搭載する形で提供されるが、既存のユーザーも無償ツールをインストールすることで利用可能。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...